素朴さに魅せられ20年 民謡さなえ会因島支部長 梅木正子さん(68)

掲載号 06年05月20日号

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0605190005.jpg 20年にわたる民謡・邦楽部門での活躍が評価されて民謡さなえ会因島支部長の梅木正子さん(68)=写真=は因島文化協会の平成18年度文化功労賞を受賞した。

 毎年開かれている因島邦楽祭では、民謡・民舞のグループをまとめ積極的に参加、協力する梅木さんの姿が見られる。また、常任理事として因島文化協会の運営にかかわってきた。

 舞踊や歌うことが大好きだった。日本舞踊から始め民謡と三味線に変わった。それぞれ師範の免状をもっているが、現在は民謡に活動を絞っている。

 民謡さなえ会の仲間は備後地方にたくさんいる。3年前に、因島市民会館大ホールを満員にして10周年記念公演を行なった。15周年記念公演開催の期待も強いという。

 お百姓さんや漁師さんなど働く者が働きながら歌う素朴さが民謡の魅力だと言う。民謡は自分自身の身体と一体で、好きだからやめられない。会員のみんなを「下手でもいい、好きだったらつづけられる」と励ます。

 若さにまかせて歌い、近所迷惑を心配した時もあった。しかし今では、年齢とともに愛される味のある歌い方をしたいと語る。

 健康法は、歌いつづけること。息子、娘はすでに独立し、民謡には関心がないが釣りは大好きなご主人とふたり住まいである。

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