踊りつづけられる幸せ 創作ダンスうしお主管 金山幸美さん(58)

掲載号 06年05月13日号

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0605120009.jpg 30数年の創作舞踊の活動が評価されて、創作ダンスうしお主管の金山幸美さん(58)は因島文化協会の平成18年度文化功労賞を受けた。

 因島三庄町にある教室は活気にあふれている。20代から60代の生徒が、尾道市内、上島町などから毎週通ってきている。早くも、来年6月の因島市民会館大ホール公演のレッスンが始まっているからだ。

 因島高校から教師をめざして大学では体育科ダンス部を専攻。地元での教師生活をへて、創作舞踊教室を開いたのは30数年前。2年後に「創作舞踊グループうしお」が誕生。2年ごとの発表公演も回を重ね、来年で16回目になる。

 「もっと自由に踊りたいなあ、創作がやりたい」とつづけてきた。まずは芯のある身体づくり、持久力をつけることから始めた。そして活動をつづけるなかで家庭や身体の悩みをかかえる舞踊仲間のみんなが、ダンスに支えられ救われてきたという。見つづけてきてくれた人たちがいたからやってこれた。観客が育ててくれたとも語る。

 クラシックと違って年齢と生き様に応じて踊れるのが創作舞踊。杖をついても踊れるし、年相応の表現が可能だ。踊りつづけられる幸せを噛みしめながら、わが道を仲間と歩みたいと想う。

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