ゴミの分別減量に手答え 悪質投棄にレッドカード

掲載号 06年04月08日号

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 先進都市から「ゴミ投棄の無法地帯」といわれてきた因島地域が平成の合併を機に本格的な分別収集に取り組んで一週間を経過した。

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 尾道市南部清掃事務所の話によると、8分別収集を実施した1日目は朝から苦情や問い合わせの電話が1日中鳴りっぱなしだったという。従来の収集車の順路変更により収集後の掃除に住民はとまどった。回収業者は効率的なコースを模索中で定着するのに1ヵ月はかかりそうだ。

 いま一つ問題になるのはハッピーマンデイが年4回ある。月曜ふりかえ休日に当たると1週間ゴミをためると悪臭や衛生上に問題が発生する。このため対象地区は休日返上で収集するスケジュールを追加した。

 区長会や区民の協力で予想以上に成果をあげており、可燃ゴミについては60%減量が見込まれそうだ。島内のごく一部住民による不法投棄についてはペナルティーとして、法律により「5年以下の禁固、1000万円以下の罰金」というレッドカードを準備した。

 違法者を見つけたら110番か南部清掃事務所(因島重井町・電話0845-24-0432)に連絡、ルール違反のないクリーン作戦の協力を呼びかけている。

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