新議員11人尾道市議会初出席 / 傍目八目 我田引水

掲載号 06年02月25日号

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 因島・瀬戸田の新議員11人が22日、尾道市議会本会議に初出席した=写真=。午後1時30分に開会された定例会本会議において11人の新議員は紹介をうけて議事に参加。会期を3月22日までの29日間と決めたあと常任委員と議会運営委員の選任を受けた。

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 総務委員会(12人)=高本訓司、村上泰通、金山吉隆▽民生委員会(11人)=岡野長寿、巻幡伸一▽文教経済委員会(11人)=脇本初雄、楠見公史、田頭弘美▽建設委員会=飯田照男、村上弘二、吉田尚徳。▽議会運営委員会(12人)=村上泰通、吉田尚徳。

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傍目八目

 我田引水(がでんいんすい)ということわざがある。自分に都合よいように物事を運ぶことのたとえで、演説などで自説を強調しすぎて墓穴を掘る場合がある。今回の尾道市合併で実施された因島選出の増員市議8人が勢い込んで尾道市議会へ乗り込んだ。

 なかでもトップ当選という勲章を掲げた岡野長寿さん(共産)は23日の予算特別委員会でチャイルドシート補助金減額問題で質問の矢を向けた。さらに確定申告の時期に因島と尾道の公民館のあり方の違いから税務相談が不便になったことなど追究した。このほか村上弘二氏、巻幡伸一氏も質問に立ったが、理事者側はしかめ面顔を押えながら答弁を付き合っている風にも見えた。

 冒頭発言で、執拗な質問を繰り返す岡野氏に対し、委員長が「付託事業についてのみ質問するように」と注意する一幕で「ルールを守れ」という旧尾道側からヤジが飛ぶしまつ。もともと新参者扱いの増員議員。議席も最後列で議会内の空気も違和感があるなかでの船出だった。

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