尾道市議会2月定例会 2月22日から3月22日 合併関連の当初予算案

掲載号 06年02月18日号

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 尾道市議会は2月22日から3月22日までの29日間の会期で定例会を開く。市は22日、午後1時30分開会の本会議に2005年度一般会計補正予算案など59議案を提案、27日の本会議に2006年度一般会計当初予算案を提案する。議会日程は次の通り。

 22日=本会議、予算特別委員会設置▽23日=予算特別委員会▽27日=本会議(新年度予算案提案)▽3月8、9日=本会議(総体質問)▽13日~16日=予算特別委員会▽22日=本会議(採決)。

 新年度当初予算案が審議される2月定例議会はたえず注目されるが、編入合併された因島・瀬戸田側にとってとりわけ重要である。合併に伴う新市建設計画が当初予算にどこまで反映されているか、関心が高い。

 因島地域は新市建設計画に10年間で総額196億1200万円。主なものに土生港周辺の中心市街地整備14億円など28事業。瀬戸田町は総額93億6800万円支所庁舎建設4億円、サンセットビーチ整備6億1300万円など計37事業。

 新市建設計画は2006年度から10年間かけて実施する。尾道市はそれに基づく事業予算を新市予算に盛り込み提案する。

 編入された因島や瀬戸田側は期待感を膨らますが、合併による行政のスリム化との関係で尾道市がどのような舵取りをするか注目される。

 増員選挙で選出された因島・瀬戸田の11人の議員はすでに所属会派を決め、22日議会開会とともに尾道市議員としての正念場を早くも迎える。全体の中に埋没してしまうのか、それとも独自性をどこまで発揮できるか、注目される。

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