因島市最後の成人式 男193人 女163人 時代の節目の式典喜ぶ

掲載号 06年01月14日号

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 因島市として最後の成人式が9日、因島市民会館大ホールであり、対象者356人(男193人女163人)のうち男女258人が出席した。時代の節目の式典という緊張感と再会を喜ぶ若者らしい気分が入り混じった式典となった。

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 式辞で村上和弘市長は、「ふるさとの再生と発展につくし、新尾道市の一翼を担ってほしい」と語りかけた。さらに田頭弘美市議会議長、松浦幸男県議会議員による来賓祝辞、石畑晴章土生小校長祝辞があった。

 市民憲章唱和は土生町の新成人向井香さん(広島大2年)。謝辞は中庄町の柏原佑紀さん(広島大2年)が行なった。柏原さんは「新尾道市としての新たな出発のときに成人式を迎えることができて嬉しい」と喜びと抱負を語った。

 式典終了後、会場を芸予文化情報センターに移し立食パーティーを開いた。市内の企画グループ「ビッグクラブ」(鎌田修司会長)のリードでゲームやアトラクションを楽しんだ。来年は尾道市として成人式を迎えることになるが、因島地区や瀬戸田地区でどのような形式にするか決っていない。尾道市のやり方は市としての式典ではなく、民間の業者に委託した歌やゲームなどのイベントとしてやる方式である。今後が注目される。

美容室がてんてこ舞い

 いつもの成人式風景ではあるが女性のほとんどが振袖姿で、会場はまるで花が咲いたようだった。それに合わせた髪型も今はやりのタレント風のものばかり。

 最近は振袖のレンタル、着付け、髪結いをワンセットにして美容室がすべてやってくれる。だから成人式となると美容室はおおいそがしのてんてこ舞い。

 なにしろ予約は1年前では遅く、気に入った振袖をレンタルするために2年前から予約する人もいる。予約客は前夜9時ころから美容室にやってくる。

 ある女性は午前2時に着付けと髪結いをすませて帰宅。装いが乱れないようにほとんど眠れないまま式の開始を待ったという。

 本人だけでなく母親も車の送り迎えにかかりっきりである。自宅と美容室の往復、式典会場の送り迎えと決して楽ではなかった。

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