因島高校で課題研究発表会 総合学科校として充実示す

掲載号 05年12月10日号

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 総合学科校としての充実をめざす因島高校(松林博文校長)は11月30日、5・6時限を使い同校体育館で課題研究発表会を開いた。3年生121人が完成させた論文のうち選抜された14テーマが発表され、全校生徒や保護者などが熱心に聞き入った。

 この取り組みは今年で3年目。3年生全員が課題研究という科目を履修する。今年度は9教科15講座に分かれて50テーマを設定し、研究をつづけ論文を完成させた。一つひとつが「卒業論文」でもある。

 同校の課題研究への評価は高い。一昨年は県教委の「言葉の輝きコンクール」で2論文が優秀論文。昨年は、村上君佳さんの「海賊―自由と仲間と家族と―」が最優秀賞に輝いた。今年度も3論文が出品されている。

発表論文14編

 音楽=うさぎ小屋のピアニストたち▽現代文研究=人権を疑え!▽古典研究=古事記「ヤマタノオロチ」▽地歴(日本史)=空海~優れた才能の持ち主~▽同(世界史)=ピラミッドはなぜ造られたか▽化学=酸化ナトリウム溶液の標準溶液を用いた食酢の定量▽生物=海と川に住む生物のちょっとしたトリビア!▽外国語=日本で働く外国人との交流を通して▽体育=トレーニングの知識を知り日常的なトレーニングに活かそう▽家庭(食物)=野菜嫌いを克服する料理▽情報=Java Scriptによるプログラム▽美術=陶芸技術の研究―顔のオブジェのある3連マグカップ―▽書道=「相田みつをの書」について▽工業=ピッチングマシーンの制作。

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