重井西港駐車場無料化へ 市長と議長に要望書 市民が署名運動を開始

掲載号 05年10月22日号

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 因島市民の声を支援する会は14日、重井西港駐車場の無料化を要望する要望書を村上和弘因島市長と田頭弘美因島市議会議長に提出した。これについて、17日に行われた理事者と議会との四役会議で検討され、25日(火)に開かれる経済建設委員会(村上弘二委員長)において協議される。

 また因島市民の声を支援する会は、幅広く市民に訴え要望をまとめるために署名運動を開始した。市民の要望の高まりに行政や議会がどのように応えるか注目される。

要望書

 海に囲まれた因島市をはじめ近隣島しょ部に住む人たちにとって「しまなみ海道」が開通したとはいえ、海を前向きに利用した生活が自然であると思います。もともと島の集落は港を中心に形成されてきました。こうした県境の島々と本土を結ぶ中核的存在にある因島市にとって尾道市と合併後もその責任と自負を持ち続ける必要があります。

 その役割の一つとしてフェリーや長距離バスを利用する住民のための駐車場使用料は原則として無料とされてきました。ところが、重井西港駐車場は平成7年度から有料化され、通勤、通学者などフェリー、高速艇利用者は乗船料金のほかに、それまで無料だった駐車場料金が加算されるという条例が執行されました。この重井西港駐車場の有料化は当初「有効で効果的利用」が目的だと理由づけられましたが、今となっては島の活性化にとって、港の賑わいを取り戻す政策がよりふさわしくなってまいりました。

 こうした経緯をお含みいただき海上交通機関の利用者の不公平感緩和をはかり通勤、通学者を始めとする船便利用者の負担を軽減することで因島の若者定住促進を推進する取り組みの一環として重井西港駐車場無料化を要望する次第でございます。何卒ご理解の上ご配慮戴きますようお願い申し上げます。

2005年10月14日
因島市民の声を支援する会
豊田邦生、林克宏、柏原功、村上侑、胡イサヱ、藤井良樹

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