相撲の楽しさ広めたい 因島相撲同好会・平木隆幸さん(32)

掲載号 05年09月17日号

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 因島相撲同好会の平木隆幸初段(32)は、秋季岡山国体の相撲競技(10月22~25日)に、出場する。8年連続である。プレッシャーとそれを克服する努力は並大抵のものではなかった。

 平木さんは県Aチーム3人のうちの一人。この団体戦は年齢、学籍など制約がなくフリーで全国のアマ強豪が参加する。相撲部屋入門直前の選手もいる。平木さんは183センチ100キロの堂々たる体格。しかし国体は、平均体重130キロの巨漢ぞろい。練習時間の確保も仕事との関係で容易でない。(有)平木鉄工の舶用整備士(船のエンジン整備士)として福山の造船所で働いている。この仕事に支障をきたさないように国体選手としての体調を維持してきた。

 相撲を本格的にとりはじめたのは高校卒業後。因島相撲同好会の前会長である叔父の田頭朗さんからすすめがあった。小、中学校時代は中庄八幡神社奉納相撲に出場したが、それまではサッカーと柔道だった。相撲ひとすじの15年間だった。今強く想うことは、因島での相撲の普及。中庄町や重井町をはじめ因島全域の子供たちに相撲の楽しさを知ってほしい。20代の青年たちに働きかけたい。四股(しこ)を踏むことで骨盤のすわりが良くなり腰痛防止につながる。健康法の一つとして見直されているという。

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