高本町政がスタート 瀬戸田町民融和はかり 尾道合併達成へ全力

掲載号 05年07月23日号

前の記事: “せとだパリ祭 シャンソン歌手石井好子さんシトラスレモンオーナーに
次の記事: “日本再生のため何が必要か 政治評論家 森田実【2】

 瀬戸田町長選挙で無投票当選した高本(こうもと)訓司町長が19日初登庁し、新町政をスタートさせた。午前9時、高本町長は職員の出迎えのなかで花束をうけとり、2階会議室に向った。集合した職員約60人を代表して植原国雄教育長が、新町長の豊かな行政経験への期待を述べた。


公用車で初登庁。職員から花束を贈られる高本訓司新町長

 訓示に立った高本町長は「職員の時とは違う。身をひきしめて残された期限のなかで合併を達成させたい。4年に匹敵する6カ月。ふたつに割れた瀬戸田をひとつにするチャンス。一人でも多くの町民が合併して良かった思う合併をなしとげたい」と語った。

 つづいて行なわれた記者会見で「7月中に町議会臨時会で所信表明を行ない、できれば助役の選任同意案を提案したい。6カ月と任期が限られており、行政経験豊富な人が望ましい。私の案は決まっているが、いろいろ意見を聞いて一致したらお願いしたい」と、述べた。さらに、8月下旬から9月初めを目標に住民説明会を開きたいと述べた。午後から高本町長は、亀田良一尾道市長や村上和弘因島市長を訪ね、就任挨拶を行なった。

解散区長連合会 再結成の動き

 田頭前町長や町議会の尾道市との合併協議の進行に反発し3月末に解散した瀬戸田町区長連合会が、町と議会の要請をうけて再結成の動きを見せている。田頭前町長の辞職直後、議会と町が杉原正也会長(当時)に要請を行ない、区長会側が了承したものである。

 瀬戸田町の当初予算には14人の区長に報償費(区長手当)424万8千円、区長会研修補助金42万円が決められている。しかしながら、町民融和ムード高まりのなかの「復活劇」に戸惑いを隠せない町民も多い。

(青木忠)

E

トラックバック