島の子供に本物の文化 因島市文化協会理事 平山和子さん(65)

掲載号 05年06月25日号

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 三庄町の平山和子さんは長年の文化活動と国際ソロプチミストの奉仕活動が評価され、因島市文化協会の平成17年度文化功労賞を受賞した。

  •  「映画館もないような因島なんか帰りたくない」―娘の一言が忘れられない。「島の子どもたちに本物の文化をとどけたい」。これが、平山さんの活動のエネルギー源になっている。
  •  劇団「四季」を呼んだのは3年前。文化協会の企画部として実行委員会にかかわり、女性が中心となって大成功させた。
  •  平成13年から1年間、国際ソロプチミスト因島の会長を務めた。異業種の人たちとの交流が進み、知らない世界の体験をつむことができた。
  •  平山さんの関心事は、来年1月に控えた尾道市との合併後どのように文化の営みを継承していくかにあるという。市がなくなっても因島内で独自の発表の場がつくられることを願う。
  •  「好奇心のかたまり」が本人の自己評価。その平山さんが、合併後の因島をステージにして、どのような活躍を見せるか楽しみだ。
  •  愛媛県岩城島生れ。伯方高校卒業。県事務所に勤務後、大阪へ。そこでご主人直美さん(67)と見合い結婚。普段は、(有)平山峯一商店の取締役として会社事務に追われる。 趣味は日本舞踊。中国上海で披露したこともある。

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