田頭 剛君(因島高)中国高校チャンピオン 体操因島が全国制覇へ

掲載号 05年06月25日号

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 因島高校体操部の田頭剛君は中国高校体操競技大会(18・19日、広島市)で個人総合優勝。中国高校チャンピオンに輝いた。「インターハイ制覇からオリンピックへ」という体操因島の悲願達成の第一歩を踏み出した。特に今回の優勝が、今年のアジアジュニアチャンピオンの中島立貴君(関西高)破ったもので、濱田佳宏監督は「アジアのトップになったに等しい」と高く評価する。

 田頭選手は、跳馬とつり輪で1位。ゆかと平行棒が2位。あん馬3位、鉄棒が4位。審判の主観が左右するといわれている体操競技で平成8年からつづく関西(かんぜい)王国をくつがえした新星田頭選手の活躍は見事であった。

 競技をふりかえって濱田監督は、「十分な練習をつみ全力投球でのぞんだ。インターハイを意識してあえて大技にも挑戦した。彼の勝負強さが発揮された。今後個人総合優勝めざし仕上げていきたい」と語った。インターハイの体操競技は8月7日から9日、千葉県で行なわれる。因島から全国優勝を狙うには様々な困難が予想される。因島市民をあげた応援が期待される。

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