地域奉仕活動ひとすじ 因島市愛育連合会会長 胡イサヱさん(68)

掲載号 05年06月18日号

前の記事: “生口中3年生が伝統文化を学習
次の記事: “因島仏教会が法話の会 仏様の話に聞き入る

 重井町在住の胡イサヱさん(68)は、地域でのボランティア活動と日舞を通した邦楽活動が評価され、因島市文化協会の平成17年度文化功労賞を受賞した。

 胡さんが会長をつとめる因島市愛育連合会は、赤ちゃんからお年寄りまで地域の人々の健康づくりをめざしている。日常活動になっている、お年寄りとの手づくり食事会や子供料理教室などに忙しい。勤めを持ちながらの奉仕活動。決して強い身体ではなかった。でもお年寄りや子供が大好き。お金では買えない素晴らしい出会いがあった。30年間ボランティアひとすじだった。平成4年には皇居で天皇陛下から表彰を受けた。

 50年間つづけてきた日舞芳柳流師範。邦楽祭への指導的なかかわりとともにボランティア活動にそれを活かす。いつも敬老会で踊りを披露。老人が簡単で楽しく踊れるリハビリ舞を考案した。幼児や児童のために舞踊教室を開いたり、インドネシア研修生らと舞踊を通じた国際交流。

 さらに、「何でも挑戦してみたいし、したいことはまだ山ほどある。時間がない」と目を輝かす。ここまでつづけてこられたのは多くの人たちのお陰と言う。夫光夫さんへの感謝も忘れない。趣味は海釣り。ストレス解消と健康のため。

E

トラックバック