20日改選後初市議会 仮議長は楠見公史氏 尾道合併視野に議長選など

掲載号 05年05月14日号

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 因島市議改選後初の臨時市議会は20日午前10時開会同市最後となる議長、副議長、議会選出の監査委員の三役をはじめ議会運営委員長など人事について虚々実々のかけ引きが舞台裏で行われる。仮議長は条例によって最高齢者で、2期目の楠見公史氏(68)=自民・三庄=写真=が席に就く。

楠見公史

 議長候補に噂されているのは、1269票でトップ当選した田頭弘美氏(64)=無所属、中庄、4期目。旧日立・民社系で村上弘二氏(57)=田熊▽榎本清文氏(54)=三庄・アイメックスと3人の会派。

 田頭氏と同じ4期目の長田丕氏(59)=副議長、無所属、洲江も噂の一人。同期の青木亮介氏(53)=大浜▽村上泰通氏(61)=重井▽岡野孝志氏(59)=田熊▽大出金三氏(62)=重井▽金山吉隆氏(56)=土生▽新人の宮地寛行氏(30)=土生らの支持を呼びかける。

 民主党系グループに対し自民党系は人材不足。3期目の吉田尚徳氏(64)=外浦▽山本正幸氏(56)=原▽2期の楠見公史氏(68)=三庄▽村上光氏(55)=土生の4人は友好党派の元副議長、清水通秀氏(64)=公明・重井・5期▽元議長、巻幡伸一氏(58)=無所属・中庄・6期の擁立を模索する動きもある。5期の毛利明夫氏(56)=無所属・三庄も意欲をほのめかしている。

 接戦になれば社民党の大崎金吾氏(52)=田熊・4期▽新社会、上田栄司氏(46)=中庄・2期がイニシアティブを取る場合もあり得る。共産の岡野長寿氏(47)=田熊・3期の動向も注目される。

 今回の議会人事は来年1月には新尾道市合併に伴う増員選挙(定数8)が控えているだけに各議員ともポジション取りにこだわる。さらには、今回の当選者のほとんどが新尾道市議選立候補への意欲満々で、骨肉相食むかけ引きが繰り返されるだろう。

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