島人の想いのせて 因島村上水軍陣太鼓保存会代表 岡村 俊典さん(54)

掲載号 05年03月12日号

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 「一緒に因島で生きていこうよ」のメッセージをこめて、これからも太鼓をたたいていきたいと語るのは今年で30周年を迎えた、因島村上水軍陣太鼓保存会代表の岡村俊典さん(54)。

 2月、因島市民会館での創立記念公演と韓国ソウルでの海外初公演をやりとげて、確実にひとつの区切りを記した。ソウルでのコンサートでは、「世界の平和」を大声で叫んだ。若い世代へ希望を託し、全世界への発信をつづけていきたいと夢は大きい。

 30年前の昭和49年、中島忠由先生から「三島流水学軍用集」にある太鼓の復活をすすめられた。村上水軍の残したリズムは、獅子舞や盆踊りなど、子どもの頃から親しんできた島々の太鼓に息づいていると感じた水軍は、住民を守り、瀬戸を守ることを第一の仕事にした「賊でない水軍」に自信を持つこともできたという。

 岡村さんは、因島高校を卒業後、絵画などの総合芸術をめざして京都に出たが志半ばにして、父親の病気を機会に中国新聞因南販売所を継いだ。家族は母、妻1男2女の6人。家族が良き理解者であった。30周年コンサートには、成人した子どもたちが友人を連れてやってきて花束を贈ってくれた。因島ライオンズクラブの一員として奉仕活動をつづける。

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