【傍目八目】 羊頭狗肉の行政推進員設置条例案 立つ鳥跡を濁さないで欲しい

掲載号 05年02月26日号

前の記事: “尾道市・瀬戸田町合併 協議終了、3月5日調印へ
次の記事: “因島市当初予算案記者会見 行政推進員条例案に質問集中「 必要だから必要 」と苦渋の弁

 3月末のタイムアップを控えた平成の大合併。各市町村の満足度はさておいて、行財政改革という大義名分を前面に押し出して合併調印から新市町誕生へと漕ぎつけている。紆余曲折、賛否両論の渦巻く因島・瀬戸田の両市町も、ここに来て収まるところへ収まり、3月5日には尾道市と合併調印の運びとなった。

 アメとムチの合併に対する抵抗感はありながら「背に腹は代えられぬ」というのが実状。新年度予算に裏付けられるように単独では夢物語りであった温水プールや囲碁の館などは合併後の特例債をあてこんだ事業へ先送り。調査費にとどめ夢を繋いだ。

 とんでもない行き掛けの駄賃は「行政推進員」の設置条例案。4月の因島市議選に立候補しない現職議員を含め10人に月額15万5千円の報酬を支払う。役目は尾道との合併問題で市役所や市議のフォローをしてもらうというお題目。それも議員お手盛りの発案で、市長に提案させ世論の火の粉を避けて通るという羊頭狗肉の策。立つ鳥跡を濁さないで欲しい。

(村上幹郎)

E

トラックバック