大浜神明祭り 勇壮にとんど舞う 町あげての伝統絵巻き

掲載号 05年02月12日号

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 500年前からとも言われている大浜町最大の伝統行事である神明祭りが6日勇壮にとり行われた=写真=。伊勢神宮に感謝し、豊年を願い町内の無事平穏を願い、毎年町をあげて盛大に行われている。

 町内が、昔ながらの東、西、中浜、沢崎の4組に分かれ、組ごとに作りあげた大型とんど4基が同町公民館広場に勢揃い。「よいこな節」や「伊勢音頭」のおはやしにのせて、男衆がとんどをかつぎ上げ、町民ら約400人が取巻く。祭りの中心は、初老(41歳)と還暦の男女が担う。

 4基のとんどが会場ところせましと競いあって回り互いが押し合いをはじめると、祭りは最高潮。このあと町民は、とんどを各組に持ち帰り燃やして、その炎で餅をやき無病息災を祈った。さらに、それぞれの当舎(とうや)に集り、夜おそくまで祝宴をつづけた。

祭り会場で新球場樽募金

 神明祭りの会場である大浜公民館広場では広島新球場実現のためのたる募金が行われ、約11万7千745円が寄せられた。責任者の因島のカープ応援団長酒井俊広さんは、「大浜町はみんなカープファンだから、たくさん集った」と大喜び。13日の水軍太鼓創立30周年記念公演と、20日のチャリティー西川歌扇の会でも行う。

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