総事業約80億円の奥山ダム工事 21日安全祈願祭

掲載号 05年01月22日号

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 県営畑地帯総合整備事業重井地区奥山ダム工事の安全祈願祭は21日午前10時30分から因島市中庄町ダム貯水池敷地内で行われた。主催は前田建設工業・銭高組・青木組と同工事特定建設工事共同企業体で、県市、地元関係者約70人が参加した。

 この工事は重井地区の農家約400戸を対象に農業用水を供給する目的で1991年、国が事業採択した総工費は約80億円。このうち国が5割、県3割、市2割負担。この計画は規模の問題や農業以外の受益を含む多目的ダムをめぐる賛否両論もあったが、厳しい財政事情の中で因島市は団地改修などに約5億円を投じ、このほど管理道路の整備が終わった。

 2004年度から本格的なダムの本体工事に入るが、市は2004年度の投資経費の18%に当たる1億200万円を計上した。新設ダムの完成は平成20年3月14日で、堤高32.7メートル堤頂長106メートル、有効貯水量27万7000トン。市は農業振興ビジョンをまとめダムの有効利用を検討する方針だがその前に尾道圏合併がありそうだ。

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