村上和弘因島市長ら地元各界からの来賓、国際ソロプチミストの役員、中四国の姉妹クラブメンバーら約３００人が出席。挨拶に立った鎌田孝子会長は、土生町活性化の願いをこめた因島市中央駐車場集客広場へのからくり時計の寄贈など各種記念行事を報告。「地元に根づいた奉仕に努めていきたい」と語った。村上和弘因島市長からのお祝いと感謝の挨拶、姉妹クラブの祝辞、寄付をうけた各団体代表の感謝の言葉がつづき、国際ソロプチミストアメリカ連盟会長のメッセージが紹介された。

創立会員を表彰

　箏曲「春の海」が奏でられるなか祝宴が始まった。村上祐司因島商工会議所・会頭職務代行者が祝辞。創立当初から活動をつづけているチャーターメンバー４人が表彰された。被表彰者は、木村広子さん＝（有）木村酒舗取締役▽北畑通子さん＝アタラシヤ本店▽小林喜和子さん＝（株）東広取締役▽寺西たまゑさん＝（株）三和ドック取締役。

ソロプチの歩み

　国際ソロプチミストは、管理職、専門職についている女性の世界的組織で、人権と女性の地位を高める奉仕活動をしている。１２５カ国、３１６０クラブ、９万２５１７人。ソロプチミストとは、ラテン語の造語で、女性にとって最善のものという意味である。１９２１年、アメリカのカリフォルニア州オークランドで創立。日本初の同クラブは１９６０年東京で誕生。年後、アメリカ連盟の日本リジョン（地方）として認証された。

　国際ソロプチミスト因島が認証されたのは１９８４年10月。約30人のメンバーでスタートした。それ以降20年にわたって奉仕活動をつづけてきた。とりわけ今年は、認証20周年記念事業に取り組んできた。４月、チャリティーゴルフ大会を開催。11月には開設50周年の老人ホーム寿楽園のお年寄りを招待して食事会。来年４月、20周年記念誌が発行される。また、20周年を記念した寄贈と寄付を行っている。軽自動車１台を因島市教育委員会生涯学習課に寄贈因島公園内の東屋に木製テーブルを寄贈、因島市中央駐車場１階商業施設内にからくり時計を寄贈。因島市精神保健福祉会、因島市囲碁のまちづくり推進協議会、映画製作に金一封を寄付。