組合議会混乱のまま閉会 因・瀬の間に大きなミゾ

掲載号 04年07月03日号

前の記事: “市内各地で七夕行事
次の記事: “三原圏1市3町で合併作業大詰め どこへ行く合併協離脱の瀬戸田町 柴田町長3日夜、2度目の説明会

 因島市と瀬戸田町の衛生消防、学校の3つの組合議会が6月28日、市役所と町役場で開かれた。消防議会は、平常に10月1日からの尾道地区組合への統合加入を確認。しかし衛生、学校議会は、瀬戸田町長の法定協離脱宣言の余波で終始混乱した。

 今年10月1日からの尾道地区組合への統合加入が決まっている、衛生施設組合議会では、因島市の議員が「合併協議を一方的に拒否しながらゴミの協同処理を依存する瀬戸田側に猛省を促す」とし、ゴミ搬入拒否の決議を提案し、可決した。

 生口中学校組合議会は、3月に否決された一般予算案が 200万円増額修正のうえ可決。因島市議の提案によるもので駐車場舗装費分。総額2947万円。

 その後因島市議が、「法定協に関する不適切な発言が、両市町間の信頼関係を傷つけた」として、組合管理者の柴田大三郎町長の不信任決議案を提案。5対2の賛成多数で可決した。
広域行政と合併とは別の問題である。しかし、柴田瀬戸田町長の法定協離脱宣言が、因島市の住民の不信と怒りを買っているのも事実。それを反映するかたちになった。

E

トラックバック