お魚らーめん いかが(有)よもぎ屋専務取締役 安部芳枝さん(41)

掲載号 04年06月26日号

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 5月の因島市青空市で、地元産の生麺タイプの「お魚らーめん」が初お目見えし、話題を呼んだ。このラーメンは昨年1月、愛媛県伯方島で誕生し、売り出された。そして、いよいよ因島市での販売が始まった。仕掛人は、中庄町の(有)よもぎ屋専務取締役である安部芳枝さん。同社はもともと文具、事務用品などが専門。しかし、その商いだけではやっていけない時代である。

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 発端は、「おいしいラーメンを食べたいね」という夫、浩一さん(43)のつぶやき。それでは、自分たちで作ろうと、夫婦の試行錯誤が2年間つづいた。麺は友人の製麺屋さんにまかせた。問題はスープ。

 「さっぱりした醤油味で、食後、味が口に残らない」がテーマであった。試食をくりかえし、たどり着いたのが、鰹といりこ粉末入りのあっさりスープ。4食入り、1050(税込み)円と販売価格も決まった。

 売り出しに、安部さんとの縁で、吉本興業のチャンバラトリオ山根伸介さんが一役をかってくれ、商標に彼の顔が登場した。

 安部さんは因島高校卒業後、吉本興業芸能学院に進んだ。ダウンタウン、ハイヒール、トミーズが同期の第一期生で、プロをめざした。その時の師匠が山根さんだった。中3、小5の男子。長男は吉本の道を歩むという。

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