Ｂ棟はのべ約5000平方メートル。完成するとＡ棟が入口、Ｂ棟は出口になる。１階は、 150人収容の多目的ホール、約 100平方メートルの会議室。物産エリア、貸店舗、貸事務所、管理人室。エレベーターが設置される。貸店舗には、京都国際会館の調理人がレストランを出店。因島コープサービス㈱が讃岐うどん店。ＩＴＭツーリストサービスが貸事務所に代理店を構え、因島の玄関口でサービスを提供する。

　さらに、それに先がけて中央駐車場前の平野食品跡地に７月初旬、（有）小僧寿司因島が「味の花」をオープン。小僧寿し土生店、仕出し料理「富士櫻」、高齢者配食サービスのリブル（株）が出店する。

　こうしたあいつぐ出店によって、土生港周辺が、新しい町並みに生まれ変る様相をていしている。中央駐車場の完成をきっかけに人のにぎわいが生み出され、民活による街づくりが期待される。新しい流れを中心市街地の活性化にどのように結びつけるのか、今後の課題になっている。

　６月下旬には、葬祭事業大手の典礼会館が西浦、百円ショップ最大手のダイソーが重井でオープンする。土生―西浦―重井が連動して、商戦は戦国時代に突入し、因島市の人の流れが変ろうとしている。

２期工事参加企業

　中央駐車場２期工事の建設主体工事の参加企業は次の通り。（６月１日現在）

元請　日立造船㈱・大阪

下請　（株）加納屋建設・因島▽（有）光実企業・因島▽（有）芝組・尾道▽（株）アマノ・尾道▽司佐基工（株）・広島▽（有）共田鉄筋工業・広島