大雨による土石流の不安 生口島山火事跡砂防ダム

掲載号 04年05月22日号

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 今年の走り梅雨。台風をともなって大雨を降らせた。2月中旬に因島市と瀬戸田町をまたがる10日間にわたる山林大火災で390ヘクタールがハゲ山となった土地。保水能力が低下したため土砂崩れで道路がふさがれ、土石流が起きる恐れが出て県市町が住民に早期避難を呼び掛けなどで対応。

 県は19日、生口島の土砂災害を防ぐため因島市内の3河川計4カ所に砂防ダムを設置すると発表した。砂防ダムは、波戸岡川支川に2基、和田川、江尻川に各1基で、ダム1基当たり土砂防止量は1500から3200立方メートル。総事業費7億9200万円で、国の補助5億2800万円。用地買収後、来年3月までに完成予定。

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