4人に文化功労賞 市文化協会が表彰

掲載号 04年05月22日号

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 因島市文化協会(岡野巧三会長)は19日、平成16年度文化功労者に本因坊秀策伝記の村上幹郎、日本舞踊の和田三千代、日本舞踊の田名後絹江、カルタの藤原宜江の4氏を選定し、表彰した=写真=。

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 市文化協会は毎年、文化活動の向上・発展に貢献した人に文化功労賞を贈り、その活動に対して顕彰している。今年で18回目。表彰式は市民会館大ホールで行なわれた。受賞者の村上幹郎さんは、「これもひとえに、今は故人となられた諸先輩をはじめ多くの人たちの暖かい御指導、御鞭撻のたまもの」と感謝の辞を述べた。

村上幹郎さん 本因坊秀策研究

 昭和52年サンケイ新聞社を退社後、帰郷。「せとうちタイムズ」を発行し、因島市を中心とした生活文化に貢献。その間、囲碁の歴史を研究し、本因坊秀策の生誕の地において囲碁を市技として推薦し、実現に貢献。また本因坊秀策の伝記を3巻におさめ出版。囲碁関係に限らず文壇に庚午一生のペンネームで全国に因島市の郷土文化を広めた。

和田三千代さん 日本舞踊の普及

 長年にわたり邦楽・日本舞踊の保存・普及に努め、因島邦楽祭には第1回から現在まで中心的に活躍。市文化協会の理事として会の運営に貢献した。

田名後絹江さん 日本舞踊の普及

 長年にわたり邦楽・日本舞踊の保存・普及に努め、因島邦楽祭には第1回から現在まで中心的に活躍。市文化協会の理事として会の運営に貢献した。

藤原宜江さん カルタの指導育成

 「カルタ」小倉百人一首の普及に寄与。昭和51年に川瀬名人と堀川クイーンを招き、因島市で「NHK市民カルタの集い」を開催。県内外の大会に会員とともに積極的に参加。後輩の育成に努めた。市文化協会の評議員、理事として運営に貢献。

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