傍目八目

掲載号 04年04月10日号

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 いったんは破談になった因島市と瀬戸田町の合併話。当初広島県が示した合併の組み合わせは尾道市を中心とする2市3町としまなみ海道沿線の因島・瀬戸田町の1市1町。これに瀬戸田町の選択肢に三原市も含まれていた。

 このうち尾道市との話は「島同士の合併をしたあとで・・・」という合併構想が語られた。これまで広域行政を一緒にやってきた経緯があり将来は2市3町が一つになる共通認識を持つことは当然のことである。そう遠くない道州制の流れからすると三原市も含まれてのことである。

 ともあれ、尾道との合併を断った瀬戸田町は因島とも訣別し三原市を選択しようとした。これも町議会の反対で封印された。そこで、住民運動により因島と瀬戸田の法定合併協議会が設立された。自治を存続させる最後のチャンスと期待されたが、反対をとなえる瀬戸田側の協議会委員との溝は深まるばかりで船は暗礁に乗り上げた。いったい新しい町づくりの主役は誰なのだろう。

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写真は生口大橋

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