因島・瀬戸田合併協 合併方式は新設(対等)2005年3月が期日

掲載号 03年12月06日号

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 因島市と瀬戸田町の第2回合併協議会が11月30日瀬戸田町の生口島開発総合センターで開かれ=写真=、合併方式は新設(対等)、合併目標を2005年3月にすることを承認した。新市名の選定、新庁舎の位置、新市建設計画は、各小委員会に付託し、調査・審議することになった。

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期待される住民のかかわり

 これで、合併協議会はスタートラインに着き、協議は本番を迎えた。自ら作り上げた責任において、その迷走を許さず協議を円滑に進行させるために、両市町の住民の積極的なかかわりが期待される。

 2回目の会合で承認されたものは、合併方式を、因島市と瀬戸田町を廃止し、新しい市を設置する新設合併(対等合併)とし、合併目標時期は、合併特例法の期限ぎれにあわせ2005年3月末とした。

 設置された3つの小委員会のなかで、まず新市建設計画策定小委員会が11月17日、第1回会議を開き委員長に須沢弘明委員(因島)副委員長に山本貢委員(瀬戸田)を選出。来年3月上旬に素案を策定する。

住民は新市名に関心

 新市名候補選定委員会は4日、第1回会議を開き、長田丕委員長(因島)、山本盛正副委員長(瀬戸田)を選出。新市名は公募にするかどうかの結論は次回に持ち越した。来年2月に新市名案をまとめる。新市事務所小委員会も4日、初会議。榎本清文委員長(因島)、植田秀夫副委員長(瀬戸田)を選出。来年2月に案をまとめる。各小委員会の構成委員は次の通り。いずれも10人。

新市名小委員会

▽井上哲也▽長田 丕▽村上博徳▽豊田邦生▽宮地康福(以上因島)
▽萬所象治▽山本盛正▽植田秀夫▽黒田家健▽前田嘉治(以上瀬戸田)

新市事務所小委員会

▽井上哲也▽須沢弘明▽榎本清文▽吉本田鶴子▽林 克宏(以上因島)
▽萬所象治▽山本 貢▽植田秀夫▽杉原 正也▽丸山満則(以上瀬戸田)

新市建設計画小委員会

▽井上哲也▽須沢弘明▽村上博徳▽豊田邦生▽吉本田鶴子(以上因島)
▽萬所象治▽山本 貢▽向山達夫▽杉原正也▽黒田 家健(以上瀬戸田)

 次回、第3回合併協議会は、20日(土)午後2時、因島市土生町の芸予文化情報センター。

 しまなみ沿線の隣島同士が合併協設立にこぎつけるまで紆余曲折の道のりをたどった。因島市議会、瀬戸田町長・町議会の反対の大合唱のなか住民投票によって設置された因島・瀬戸田合併協議会。そのなりゆきに各方面から熱い視線が注がれ、この先駆的試みにつづいて各地で住民投票のうねりがまきおこっている。

合併協議会便り 毎月発行

 合併協議会の協議内容を住民に知らせる情報誌「因島市・瀬戸田町合併協議会だより」が1日、発行され両市町で公報とともに全戸配布された。今後、毎月1回発行される。

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