瀬戸田町9月定例町議会 一般質問と答弁(16日)

掲載号 03年09月27日号

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 永本貞子議員(中野)は8月10日住民投票後の町長の言動を問い質し、「町民の意思を尊重し因島との合併にどのような全力をつくすのか」と、問うた。町長は、「住民投票で示された民意を尊重し、因島市との法定協議会での協議を粛々とすすめていく」と決意を表明。さらに「新市の建設計画策定は、町が定めた長期総合計画をもってのぞんでいく」とした。

 飯田誠一議員(荻)は「住民投票で結果がでたにもかかわらず、新聞で報道された『三原がベター、三原と話をする』などの町長発言は軽率で、混乱をひきおこす」とした。町長は、「その発言は記者とのやりとりででたものだ。現状では三原はない」と、三原広域合併の可能性がないことを明言。さらに、飯田誠一議員の「三原広域をめざす説得するつもりはないか」との質問に町長は、「議会と相談しながらすすめたい」と答えた。

 因島市・瀬戸田合併協議会にのぞむ町長の理念をただした平野静一議員(瀬戸田)は「民意を尊重するのでなく民意に従うとすべき」としたが、町長は「それは言葉の問題だ」とした。さらに平野議員は「三原広域合併に政治生命をかけるとのことであったが、辞職されるつもりはないか」ときいた。町長は、「一生懸命法定協をたちあげていく」と、辞意のないことを明確にした。

 学校での児童生徒の安全管理の現状を質問した山本盛正議員(沢)は、小中学校の防犯カメラの設置、警察との情報交換など点について善処を求めた。また同議員は、しおまち商店街の倒壊危険物の除去について質問。これについては、石崎末博議員(瀬戸田)も同じ質問。町長は、「個人の所有物は個人の責任で処理するのが原則」との立場を強調した。

 瀬戸田町の耕三寺、平山美術館、シトラスパークの入場客数の現状をきき、観光客激減対策について平野石崎両議員がただした。平野議員は、「平成17年度のしまなみ海道の全通にむけて対策があるのか」ときいた。また石崎議員は「町長は8年間にわたってどのように観光行政に取り組んできたのか」とただした。町長は、「既存の施設を生かしてすすめていくのが基本。ハードでなくソフト面を充実させていくことが重要である」とした。

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