寒い師走にホットなニュース 因島出身のポルノグラフィティ 大みそかの紅白に2回目の出場

掲載号 02年11月30日号

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 今年の大みそか放送(NHK)の第53回紅白歌合戦出場者54組に因島市出身の3人組バンド「ポルノグラフィティ」が1昨年に続き2回目の出場が決まった。

 昨年は「アゲハ蝶」がヒット。紅白連続出場が期待されていたが実現しなくて全国のファンをがっかりさせた。今年は全国民を熱くわかせたワールドカップのテーマソング「Mugen(むげん)」があったのでファンの胸をなでおろした。県内からは「亜麻色の髪の乙女」がリバイバル・ヒットした島谷ひとみさんが初出場する。放送は12月31日午後7時半から同11時45分まで。司会は紅組が有働由美子、白組は阿部渉、総合司会は三宅民夫の各アナウンサー。

路上ライブから幸運なデビュー

 メンバー全員が1974年(昭和49)生まれの28歳。ギターのハルイチ(新藤晴一)とベースのシラタマ(白玉雅巳)は土生町出身。ボーカルのアキヒト(岡野昭仁)は中庄町。高3の秋の文化祭で出会ったのがきっかけで有名ロックバンドのカバー曲などを共演。高校卒業後3人は別々の道に進んだが1年後に大阪で再会、バンド活動を再開した。

 1995年初ライブ。その後、路上ライブや様々なイベントに精力的な活動を展開し翌1996年インディーズで発表したCDが反響を呼び「NHK-BSヤングバトル」のコンテストに受賞。1997年ソニーミュージックのオーディションに参加、正式契約して上京。1999年9月「アポロ」でデビューした。

 レコーディング、ライブTV、ラジオ番組に出演。2000年第51回NHK紅白歌合戦に「サウダージ」で初出場。トントン拍子で駆け上がり、全国にファンクラブが結成されている。

 このところNHK紅白の視聴率は下降しているが因島の今年の大みそかは別の意味での年の暮れになりそうだ。

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