因島大浜町相川海岸に設置されていた浮き桟橋が沈みかけている―と、14日夕方因島総合支所産業振興課へ連絡があった。通報したのは、水軍祭りの小早レースの練習のため同桟橋に来た因島鉄工従業員で、当時、同桟橋に繋留していた小早6艘を海水浴場側へ避難させ沈没はまぬがれた。

翌15日、沈没した浮き桟橋は幅12メートル、横21メートル、高さ2.4メートルで因島大橋開通までは大浜―向島津部田間を運航していた向島運航フェリーが使用していた。同航路は廃止されたが平成9年、人工海水浴場しまなみビーチの東側突堤の外側に移設された。

所有者は鳴滝工業(有)=本社・尾道市栗原=で修復するか、撤去するか潜水調査の結果をまって決める方針だという。

※ この記事はせとうちタイムズ2006年7月1日号より転載させていただきました。