全国大会出場 因島高定時制2年 柏原達哉さん(18)

掲載号 06年09月02日号

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柏原達哉選手 因島高校定時制2年の柏原達哉さん(18)は8月中旬、東京の国立競技場であった第41回全国高等学校定時制通信制陸上競技大会の100メートルに出場した。しかし、自己ベストを出したが全国の壁は厚く、予選通過はかなわなかった。

 その感想を尋ねると「もう陸上はしません」とキッパリ。かれはもともと野球選手で同校定時制野球部の中心メンバーのひとり。「国立で走りたかったから走ったが、やはり自分は野球がしたい」と思い知ったと語った。団体競技のすばらしさ、支えあう野球のチームワークのすばらしさをあらためて想ったという。

 かれは中学時代に中国大会に行った実績をもっている。定時制野球部の部員は現在6人で試合に出場できない現状である。でも毎日授業終了後、練習をつづけている。出場できた昨年のように来春は、9人のメンバーを揃えて試合に出ることが目標である。

 昼間は地元重井町の小原水産(有)に勤務して、仕事に精をだす毎日である。自分で稼いだお金で自分の衣服を買ったり、両親に誕生日プレゼントを贈ったりしたときは、働く喜びを感じたという。

 姉は大学3年で岡山市に住んでいる。卒業後は島外に出たい。現在普通免許取得が目前。お金を貯めて車を買うのが楽しみだ。

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