因島フラワーセンター 9月1日尾道市に移管 閉園せずに改修継続

掲載号 06年08月19日号

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 県立因島フラワーセンター(尾道市因島重井町)が9月1日、県から尾道市に移管され、尾道市因島フラワーセンター(仮称)になる。同日から同センターは閉園しないで来春まで改修工事を行なう。しかし工事の規模、内容予算、また入園料など今後の運営方針が何も発表されておらず、様々な推測が飛び交っている。

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 1990年4月に開園、財団法人県農林振興センターが管理してきた。しかし2004年8月に県が県から因島市への移管を提案し、協議をつづけてきた。合併後尾道市は少なくとも移管後10年は花公園として管理していくことを条件に、土地、大温室などの建物を無償譲渡されることになった。

 旧因島市は合併直前に検討委員会を設置し、大温室、レストハウス、特産品直売所などの整備などを尾道市に要望した。それを受けて市は合併後の平成18年度当初予算案において、因島フラワーセンター整備費1億5000万円を決定した。

 その後尾道市は、「年間数千万円の維持費を少しでもへらしたい」として、施設の運営・活用法、入園料のあり方について検討に入った。亀田良一市長も6月市議会一般質問に答えて、向島洋らんセンター、シトラスパーク瀬戸田、因島フラワーセンターの3施設について、「負担が重くなっている。新しい発想で考える必要がある」と答弁した。

 尾道市は9月市議会に因島フラワーセンター移管に伴う条例を提出する。それに向けて移管後のフラワーセンターの運営方針が明きらかにされる。

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