こうしたご時世に自民党広島県連は...

掲載号 06年06月17日号

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 9月の退陣を表明している小泉純一郎首相にとって最後の通常国会が18日閉会。小泉政治5年間の総括もままならないで教育基本法など重要法案は軒並み先送り。首相は国会が終れば月末には米国へ飛んでブッシュ大統領と会談する。当然「ポスト小泉」の後継者問題も話題になるだろう。

 こうしたご時世に自民党広島県連は15日、来年夏の参院選広島選挙区(改選数2)の第2次公認候補に溝手顕正氏(63)現3三原=を党本部に申請することを決めた。柏村武昭氏(62)=現1三次=の申請は見送り、第3次候補にする方針を申し合わせた。2人とも第6選挙区。郵政民営化法案がきっかけとなり自民党を離れた国民新党の亀井支持票が大きく左右するので両者対立の6区有権者の心情は複雑だ。

 来春は統一地方選挙の年。合併後初の県議選も胎動しはじめた。尾道市選出の木曽真理行氏(58)=現8=の引退説も流れ、旧日立造船民社系の票の行方も注目され、新しい時代への地盤変化が起きそうだ。

(村上幹郎)

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