高齢者向け優良賃貸住宅 田熊町「きらら因島」6月から入居者を募集

掲載号 06年05月06日号

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 国土交通省が民間活力を導入し推進する高齢者向け優良賃貸住宅のひとつである「きらら因島」の建設工事が、田熊町のもみじ銀行そばで進んでいる。8月末完成予定、入居予定が9月1日。20戸の入居は公募で6月20日(火)から同30日(金)まで行なわれる。入居条件は60歳以上の健康な人。

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 事業者は岡野商事合名会社(岡野吉右衛門代表)、施工は(株)堀田組。建設費は2億1000万円。バリアフリーの共用部分などに国・県・市から5500万円の補助がでる。

 敷地面積は1401平方メートル、建物は高層耐火構造の6階建て、建築面積272平方メートル。1階は共用部分になっており、部外者も使用できる食堂ができる。

 計画は8階建てでスタートしたが、日照など周囲の環境保全などを配慮し、6階建てに変更された。

 2階から6階までに広さ40平方メートルの1DKの個室20戸。オール電化方式。個室内には警備会社セコムにつながる非常用緊急ベルが3カ所に設置されている。

 家賃は収入により異なる本来は6万5000円のところ、国・県・市の補助により3万6000円から5万5700円にまで軽減される。200万円の年金生活者の場合、4万円の個人負担になる。また建設費の元利償還においても県と市が利子補給する。

 国土交通省の民間活力を導入した高齢者向け優良賃貸住宅は、今年度から5カ年で11万戸を建設する。

 建設費、家賃、利子補給の面で国・県・市が補助金をだして事業者や入居者を支援。また国・県・市も公営住宅建設とくらべ、土地代や建設費を民間まかせにして住宅が供給できる。

【問い合わせ】(株)誠和 電話0848-23-7134。

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