造船活況の波にのり三和ドックが工事岸壁拡張 おごそかに安全祈願祭

掲載号 06年04月01日号

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 全国トップクラスの修繕船造船所である(株)三和ドック=(尾道市因島重井町、寺西勇社長)の艤装桟橋新設工事安全祈願祭が3月31日、工場内で行なわれた。

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 式は、三和ドックや施工主の五洋建設(株)など関係者30人が出席し、因島土生町の大山神社巻幡俊宮司によって進められた。式後、寺西勇社長は「施工主のおかげで念願の工事にこぎつけることができた。工事の安全を祈りたい」と述べた。

 既存岸壁を延長し、海上に杭打ち方式の桟橋を新設する。一度に受け入れる船舶数を増やし、作業効率アップと受注増をめざす。4月着工、来年5月の運用開始の予定。総投資額は20億円にのぼる。岸壁拡張は32年ぶりとなる。

 新設される桟橋は全長300メートル、最大幅25メートル。従来の岸壁は約200メートルしかなく2隻の接岸が限度だったが、新設部分だけで3隻の同時接岸が可能になる。

 同社は2005年度8月期のドック内の修繕隻数が260隻に対して、接岸工事などの対応隻数が100隻前後であった。これで1.5倍の受け入れが可能となる。

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