子どもたちを守ろう 登下校の安全が課題

掲載号 05年12月10日号

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 広島市安芸区と栃木県今市市での小学1年女児殺害事件をうけて、他人事でないと、因島市内においても子どもたちを守る取り組みが始まった。とりわけ登下校時の安全確保が課題になっている。

 市内小学校7校が、集団下校を始め、教職員が途中まで送る場合もある。登校時にも教職員が見守っている学校もある。

 勤務している保護者が帰ってくるまで預かっている放課後児童クラブにおいても帰宅方法を改善した。幼稚園児の保護者への引渡しも厳格にした。

 中学校においても下校時に要所に教職員が立つようにしている。

 市教委のパトロールが始まった。因島警察署は登下校時に合わせてパトカーを巡回させ、狭い路地には白バイを出動させている。

 各小学校が急いでいるのが地域安全マップの作成。東生口小が4日、保護者との共同作業で作成を開始した。それにつづいて全校での年度内完成をめざす。

 地域でも子どもの安全を守ろうとの気運が高まっている。学校関係者は「下校時に買物や犬の散歩の時間を合わせていただければ心強い」と子どもを見守る「地域の目」に期待する。

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