2005年度因島高校同窓会便り

掲載号 05年08月13日号

前の記事: “因島高同窓会 関西支部総会 設立30年を盛大に祝う
次の記事: “全国高校総体・体操 田頭剛選手16位に終わる 厳しいマークに孤軍奮闘

竹中啓修会長新たな飛躍

因島高校同窓会会長 竹中啓修(昭和31年卒)

 来年1月に予定されている尾道市への編入合併は、「島の都市」=因島市が消滅することであり、一抹の寂しさを感じます。

 母校因島高校は、合併して6年、新校舎完成4年目の現在、各分野で随分よくなったという評価をいただいております。なかでも、体操部をはじめクラブ活動の躍進は目をみはるものがあります。

 学業のほうも3年前に設置された特進クラスの成果が実り始めています。基礎固めが終え、高校としての新たな飛躍をなしとげる時期が訪れています。因島に一校しかない因島高校をなくすることのないよう、見守っていただきたくお願い申し上げます。

教育のあるべき姿

因島高校校長 松林博文

 私は校長就任以来、わが校の教育創造基本理念として「伝統回帰」「復古維新」「旧き良き教育」「凛々しく美しい日本人」と、先生方や生徒に語りかけてきました。

 先ず何より先生方に、教師のあるべき姿が何であるか強く求めました。自覚と責任感、指導力。教師の側からの変革が決定的であるからです。

 生徒には、その理想像を提示し、それに近づく努力を望みました。少々の困難にも立ち向かってゆく勇気と忍耐力をもった凛々しい生徒であることを期待しました。いっそうのご支援をよろしくお願いいたします。

新しくなっても、やはり因島

2005同窓会実行委員長
村上貴之(昭和58年卒)

 今年の同窓会総会のテーマは「我、因島」―新しくなっても因島―です。因島市が合併する年だからこそわれわれの因島について思い出し、大切にしたいと思います。

 来年1月に因島市は尾道市と編入合併します。それに伴い「因島市」は無くなります。しかし、因島で生まれ育った私たちから「因島」がなくなるわけではありません。

 あなたのふるさとは?と聞かれれば、やはり「因島」と答えるでしょう。余裕のない時代だからこそ、時が流れても変わらず持っているものを思い出し明日からの一歩としたい。懐かしいあの人・あの顔。会場で思い出話に花を咲かせてください。

文武両道、学校への想い

因島高校PTA会長 箱崎 友幸(昭和47年卒)

 子どもたちにとって多難な時代が訪れています。そうした状況のなかで、一生のうちで精神的に一番不安定な、そして成長していく高校時代を、勉強にクラブ活動に友人関係に悩みながら、いかに楽しめるかということだと思います。

 よく言われている言葉に「文武両道」という言葉があります。この言葉の持つ意味のように、勉強にクラブ活動にと両立させる集中力を持った子どもが多くなることが必要だと思います。

 因島高校はどうでしょうか。その環境が整いつつあります。求められているものは子どもを思う親の気持ちと生徒を育てようとする先生の想いが、同じ目標に向かって協調し合うことではないでしょうか。

E

トラックバック