東ちづる講演会レポート

旧因島高等学校80周年、旧因島北高等学校35周年記念事業
「東ちづる」講演会 泣いて笑ってボランティア珍道中

2003年(平成14年)9月10日、本校体育館で「東ちづる講演会」を開催しました。

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 お話を聞いて10ケ月たちますが、ちづるさんのいでたち、話の内容なども、こんなにも残っているのかというくらい思い出すことができます。それだけ印象深い講演でした。話はちづるさんの高校時代のころから始り、芸能界入りのきっかけ、入ってからの様々なこと、お父さんのこと、そして骨髄バンクやあしなが育英会のボランティア活動のこと、ドイツ平和村に行くきっかけになった番組「世界ウルルン滞在記」、そこで出会った子どもたちのこと、ボランティアの意味など、話は多岐に渡りました。それぞれのエピソードがとても面白く、生徒たちも熱心に聞き入り、あっという間の1時間でした。

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 ボランティア…人のために生きてこそ人生は意味がある、と言ったのは誰だったか…ボランティアは人のためにやるのではなく、自分のためにやるのだ、ということもよくきく話ですが、なかなか行動に移せません。ボランティアはできることをやればいい、無理をしてはいけない、とちづるさんは言う。考えるだけ、思いを寄せるだけでいいんだと。ボランティア活動に参加するようになったきっかけが、テレビで本校の白血病の生徒のことを見て、突き動かされるものがあったのだと聞きました。実際これだけさまざまな活動に参加し、なおかつ生と死、戦争、病気など重たくなりがちな話を、明るく元気な語り口で話してくださって、感動しました。

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 講演が終わると、男子生徒たちが写真を撮ってくれと校長室に押しかけ、日頃生意気な生徒たちが必死でお願いしている様子も面白かったです。また是非話をしに来ていただきたいと思っています。本当にありがとうございました。応援してます。お身体に気をつけて頑張ってください!

因島高校同窓会報4号(2003年)より

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冠美穂(昭50卒)因島高校教員

掲載日 : 2003年08月01日 E

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