1945年にメジャーリーグで活躍した選手のお話しです

片腕の野手 ピート・グレイ(1915 – 2002)

ここはヤンキースタジアム。6歳になるピートはお父さんと野球の観戦です。

9回裏ヤンキースの攻撃。ヤンキースは1対0で負けていますが、ワンアウト、ランナー一塁。一発出れば逆転のチャンスです。

ピートは興奮して言います。

「ねえ、パパ見てて!!次の打者が、きっとホームランを打つよ!!」

そしてその結果は・・・。見事ホームラン!!さよならアーチです!!

ピートは夢見心地で、

「ねぇパパ、僕もメジャーリーガーになれるかな?ヤンキースタジアムのバッターボックスに・・・立てるかな?」

お父さんはにっこり微笑んで、

「ああ、なれるさ。最後まで諦めなければな。」

それからピートの猛練習が始まりました。はじめは仲間に入れてもらえませんでしたが、一人黙々と練習を続けました。そして、ある日、試合に出してもらえたピートは、八面六臂の大活躍!!草野球チームで引っ張りだこになりました。

中学を卒業したピートは、プロを目指し、野球学校に入校します。ピートは、誰よりも真面目に練習しました。誰よりも早く練習場に行き、誰よりも遅く練習場を出ました。守備も打撃も誰よりもうまいピート。

しかし・・・。どこのDリーグもピートと契約してくれません。アメリカは、メジャーリーグを頂点とし、AAA、AA、A、B、C、Dリーグとピラミッド型を構成しています。でもピートは腐らず黙々と練習します。その姿に感動した学校の先生は、Dリーグの監督を集め、ピートを見てもらいます。そして、結果は・・・。どこの監督も契約してくれませんでした。

卒業したピートは、アマチュア選手として活躍しました。しかし、彼は夢を諦めきれず24歳の時に入団テストを受けにニューヨークへ行きました。しかし取り合ってくりません。10ドル紙幣を取り出し、「これは僕の全財産ですが、あなたに預けます。僕に入団テストを受けさせてください。もし、僕がチームの役に立てそうになかったら、10ドルは返さなくて結構です」と言いました。オーナーは、ピートの自信と必死な態度に負けて、テストだけは受けさせることにしました。その時ピートは、見事に合格することができたのです。

1942年、晴れてマイナーリーグのプロになることになりました。その年、ピートは3割8分1厘で打率トップでした。2Aリーグに昇格した1944年には3割3分3厘の打率と、ホームラン5本、ホームスチール10回を含む68盗塁という輝かしい成績をあげ、MVPを獲得しました。

そして、その翌年、メジャーリーグのブラウンズと契約できたのです!!

打席に立つピート。夢にまで見たメジャーリーグの打席です。

第一打席。ピートは力いっぱいバットを振ります!!三振!!

第二打席。ピートは渾身の力でバットを振りますが・・・またしても三振です。

第三打席。ピートは狙いすましてバットを振りますが・・・。残念ながら、バットボールは離ればなれ。三球三振です。

しかし、観客はピートが三振して打席を去っても、席から立って拍手を止めませんでした。

ずっと続くかと思われるくらい、拍手を止めませんでした。三球三振なのにです。なぜでしょうか?それは・・・。

なぜ、観衆は三球三振の打者に拍手を送り続けたのだと思いますか?

続きは、全校朝会のときにお話しします。

秋の日は釣瓶落とし、まっすぐ家に帰りましょう

冬至が近づいてきました。秋の終わりから冬至までの季節は、あっという間に夕日が沈む季節です。校門を出るときは明るくても、気がついたら真っ暗になってしまいます。安全のためにも、下校の途中で立ち止まったり、寄り道をせずに、まっすぐに家に帰ってください。

12月18日は校友会役員選挙~先輩から伝統を引き継ぎ、先輩を超える活動を~

12月18日(金)に校友会役員選挙が実施され、新しい校友会長1名と校友会副会長2名が選出されます。この選挙には2年生だけでなく、1年生も立候補できます。12月10日(木)が立候補の届け出締切りです。

6月5日(金)に現在の校友会役員の皆さんが

「『失敗してもいいからチャレンジ』で、学校全体が一つになるために様々なことに挑戦していきたいと思っています。そして、しんどいことから逃げずに、時間を大切にして頑張っていこうと思います。私たちの姿を見て「来年頑張ろう」と言ってもらえるように頑張ります。みなさん、一緒に話し合いながら、伝統を創っていきましょう。私たちも工夫をして、皆さんとともに楽しんで取り組めるように頑張ります。」

と話してくれました。この言葉どおり、現在の校友会役員の皆さんを中心に3年生の先輩がリードして、新しい試みに取組み、学校全体が一つになって新しい学校文化を創り、先日の文化祭で、その成果を発表してくれました。

文化祭のアンケートでは93.5%の1・2年生が「先輩のように後輩をリードしたい」と回答してくれています。そして「今年を超える文化祭にしたい」と回答した生徒は100%でした。先輩から伝統を引き継ぎ、先輩を超える活動を目指して、積極的な立候補を期待しています。

重井公民館がベルマーク運動に取り組みます

重井公民館が公民館活動の充実などをめざしてベルマーク運動に取り組むことになったそうです。協力いただける場合は、身近でベルマークを見つけたときに切り取って、公民館に持って行ってください。公民館に行くのが難しかったら中学校の校長室前に置いておくボックスに入れてください。中学校から公民館へ届けます。

なお、テトラパックの紙容器を集めるとベルマークの点数になるそうです。テトラパックは学校で保管することが難しいので、公民館へ直接持って行ってください。(詳細は、後日、配布するチラシ等を参考にしてください。)

12月の予定

※1月6日(水)は3年生登校日です。また、1月12日(火)は尾道高校推薦入試、1月14日(木)は尾道高校一般入試です。いよいよ、進路実現のとき、勉強だけでなく体調管理も万全に。