因島高校を支援する会だより

因島高校を支援する会幹事 村井圭一

 「支援する会」は、旧因島高校と旧因島北高校が統合し、新生「因島高校」が誕生しましたが、因島大橋開通により、本土への通学が容易になり約半数の中学生が島外に進学する状況を憂い、地域から期待される魅力ある高校を築こうという機運が高まり、平成12年11月に設立されたものです。

 7月31日、土生町の労働会館にて、「因島高校を支援する会」平成19年度常任理事会が開かれました。竹中会長から挨拶があり、来賓松浦幸男県会議員のご挨拶に続いて、岡本校長が日頃の支援に対してお礼を述べ、続いて審議に入り、熱心な討議がおこなわれました。

 なかでも、「オーストラリア語学研修」は、本年度で5回目を迎え、生徒の国際感覚の醸成につながっています。旧因島市に引き続き、尾道市においても助成金を予算化いただき感謝しています。6月11日、因島総合支所にて、半田尾道教育長から、9名の研修生に「いい経験をつんできてください。」と激励をいただきました。

 因島にいて東京の一流予備校の授業が衛星放送で受講できる「代々木ゼミサテライン講座」は同窓会と支援する会からの高額の設置資金を基にして実施しましたが、その後受講生も激減し、現在は因島高校の先生方を中心にした補習体制が充実したため、英語リスニングのみ実施されています。

 卒業後就職する生徒に対しては社会に出てがんばるようにと激励を込めて「テーブルマナー講習会」昼食会を例年実施しており、参加生徒から「いい思い出になりました」と感謝のお礼がありました。

 今年度は高校野球は1回戦上下高校に勝利し、2回戦は強豪広島商業に7対0と善戦しましたが、吹奏楽部を中心とした大型応援団が同行盛り上げたようです。以前は授業重視の立場から応援は禁止されており、生徒が仮病を使って学校をサボり応援に行ったというような状況でした。彼らと選手保護者が点々とした寂しい応援では元気もでないと、PTAや支援する会が学校に働きかけ、現状のような体制が整い、球児たちも元気で活躍できるようになりました。

掲載日 : 2007年08月07日 E

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