本はたくさん出ていますが,以下は私たちが巡拝のために編集したもので
これだけ全部守れないかも知れませんが他の遍路が知らん顔をして見て
いますお参りの目にもよりましょうが少しでも実行できれば修行の道に
いそしまんと言うことでしょうか
巡拝案内については四国のたらちゃんがとても綺麗な写真をたくさん掲載されています http://www.niji.or.jp/home/tarachan/sikoku/sikoku.html
山門にては、帽子を脱いで(出るまで被らない)仁王様に一礼合掌しご本尊さまと、お大師さまの,お出迎えに対する礼儀として,山内に向かって合掌礼拝をする,山門を出る時もおなじ 山門の内側に手水鉢が有るので口や手を清める,直接口に持っていかないで,手で受け漱ぐ。 | |
鐘楼にては合掌一礼して終わる(帰りには絶対鐘を撞かない)出鐘といって忌み嫌われ、お参りの功徳も失われます)沢山の人がよってたかって連打しないこと、昔は寺の鐘が連打されると村の非常事態になったことを意味していました。 | |
本堂お大師堂にては灯明を一対 線香三本 お賽銭 お供え物をあげ 納め札 写経を所定の箱に納める
イ、火はもらい火をしないとされています (香により清めますと言う意) ロ、ローソクは上の段から順序よく立てる,線香は中央から立てる、そこにローソクを たてない。お賽銭は投げ入れないで,静かにお供えとして箱に納める。 |
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納め札など納めたら,世話人か先達の居る方の側に順序良く並びます、これは他の参拝者の為に通路をあけるのです、「勤行次第」に依って勤めますので,先達の声にあわせて大きな声で拝みます、(ご詠歌は長くなり他の団体に迷惑ですから、あまり拝まれていません
)納経のあとそれぞれの願い事をする。
イ、般若心経は先達が経題を拝んだ後から唱和する。 |
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念珠は右手(仏側)の中指に、数珠のたらまの方をかける,一、二度ねじり,左手(私側)の人差し指にかけ、右手を斜めにし、左手は仏様の右手に受け止めていただくような気持ちで合わせて,二三度すり合せる、最後に音を鋭くきりますが、そのとき仏様を先に出すと他利のため念ずるとき、手前に引くと自分の利益のため念ずるときと言われています、「数珠は首に掛けないしきたりになつています、ニっの輪にして左手で持つこと「よく落とすとか忘れるとか言いますが,それでは修行にならないそんな時は,袋に納めておく方が良い、」 | |
お大師堂へ移動でも静かに速やかにする、ほぼ本堂と同じように拝む、お大師様(金剛杖)を忘れないように、みんなで注意し助け合うこと。 これは昔 行き倒れになった遍路の墓標にもつかったそうです |
その他 気をつけておくことなにごとも自分本位でなく,他の人のためを思う
一 橋の上では杖をつかない,歩くときは刀のように持たない(このへんでも修行の
度合 いがわかる )宿につい たら,金剛杖の先を洗う、杖をバケツに突っ込む
のではなく手ぬくいで良く拭いて、一日の感謝をのべる。
二 トイレに行く時は、輪袈裟をはずしてゆく
三 宿に着いたら,挨拶をする、翌朝立つときも同じ。
四 食事は全員揃って,感謝のためのお経をとなえる、
「 一粒の米にも万人の労苦を思い一滴の水にも天地の恵みに感謝し、有り難く戴きます」と唱える
五 バスにのったら朝は道中安泰の祈願をする,夕べは道中無事の感謝のお勤めをする。
六 四国巡拝中は,雨が降ったとか,降らなかったとか,その他不平不満を言ってはいけません
何事も修行の試練と悟ること。
七 もし一人で納経印を戴くときは,参拝が終わってからうける、順番を待つて,割り込
はしない、団体が先を譲 ってくれたら、その人と住職に,お礼をのべること。
八 道中他の遍路に合ったら,片手拝みでも,挨拶わする,相手がしなくても,
自分のきもちがよい
九 自動車道を歩くことがけっこう多いいので十分気をつけ歩くこと。
十 遍路は始めと終わりに高野山さんに報告とお礼参りをすることになっている。
四国八十八か所と番外二十番で、百八となります,百八の煩悩を落とす意味があります 遍路行は苦行であり,修行であります,全行程を歩く人、バスで疾走する人 大なり小なりの差はあつても、苦行が付き纏う、苦行の大きいお遍路さんほど,心の中に湧いてくる喜 びや感動も大きい、それは仏様の慈悲であり、お大師さまの御かげで有ります.
備後地方の人は 本四国を始めてお参りする前に 因島を順拝した方が良いと 言い伝えが あります私もどうゆう訳か判りませんでしたが それは昔 本四国えは なかなかお参りできないので 簡単に回れる自分たちのしまに四国霊場を作ろうと言う発想ですが 福岡の篠栗をはじ 小豆島 伊予大島 伯方島 等はみな八十八のお堂があるということのみです 大事なご本尊がちがいます因島の場合は本四国そのままを模写しています。それらしい所を選んでいることが伺えます
合掌