においの出るホームページについて
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「コンピュータゲームで,ゲームの主人公が森に入ったら新緑の森の香りがしてきた」「ピザ屋から来た広告のeメールを開けたら,新発売のピザの香りがしてきた」――
ごく近い将来,インターネットやコンピュータのそんな楽しみ方が
当り前になるかもしれない。デジタル化した香りを送受信する技術開発に取り組むデジセンツ社(カリフォルニア州オークランド)が,一般ユーザー向けの香り受信用セットを発売する。
この製品は,「アイスメル(iSmell)」と呼ばれるデバイス(約縦7.5×横5×奥行13cmの箱型)と専用ソフトウエアからなる。ユーザーは,ソフトをダウンロードし,アイスメルをコンピュータのUSBあるいはCOMポートに接続する。アイスメルには128種類のエッセンシャルオイルが入ったカートリッジ「セントパレット」が組みこまれている。
香り送信側ではまず,香りを,化学構成と,彼らのつくった"香りスペクトラム"の2つのパラメータに置きかえる。次にそのパラメータをデジタル化してファイルに入れる。そして,香り情報の入ったデジタルファイルを,eメールに添付するなどして送信する。ユーザーが,送信されてきた"香りファイル"を開けると,パラメータに対応してオイルがアクティベートされ香りを放つ。セントパレットの奥にはファンがついていて,香りを外へ送り出す。
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