幹事 村上 正則(昭51卒)
 私は、平成12年と平成13年に因島高校のPTA会長を務めさせて頂きました。当時の学校の様子は、合併したばかりで学校秩序が確立されておらず、

  • 朝の遅刻は生徒の半数以上
  • 制服を着てこない
  • ビーチサンダルで学校に来る
  • 授業中に携帯電話で話す
  • 授業時間中に便所でたむろし座って弁当を食べる女生徒
  • 当然校内教室はゴミだらけ

などなど信じられない光景が数多くありました。その様な状態ですので、市内中学校から因島高校へ進学する生徒の数は減少し、「このままでは、新因島高校も生徒数減のため、統廃合の対象になりかねない。」という強い危機感をいだいておりました。

 そこで、そのような状況を打破し、因島高校の現状および将来について、共同して一緒に考え行動していこうと、因島高校同窓会、因島高校PTA、因島市PTA連合会(市内小中PTA)が中心になって、平成12年11月27日に「支援する会」を設立しました。設立時の主な事業目標は、

  1. 学力向上対策
  2. 校内規律の確立
  3. クラブ活動の支援

でありました。5年目を迎えた今の因島高校は、当時と同じ学校には思えないほど、変貌しております。生徒の遅刻は皆無であり、校内のごみも無く、生徒の服装・言葉遣い・挨拶まで非常によくなり、さらに校外での問題行動も激減しております。校内規律の確立面では、同窓会の皆様や学校の先生方のご尽力により、ほぼ目標に達していると評価してよいかと思います。
 しかしながら、市内中学生の本校への進学率は依然厳しい状況で推移しているため、事業目標でもありました、学力向上対策とクラブ活動の支援を今後とも強力に推進していく必要があると思います。当然、今まで行っておりました、「海外語学研修(因島市助成事業 4回実施)」や「代々木ゼミサテライン講座」も因島市が尾道市と合併されても継続できるように、皆さんとともに努力していきたいと思います。クラブ活動も近年目覚ましい活躍をしております。この支援につきましても、同窓会の方々の力を頂き精力的に推進していきたいと思います。今後とも、皆さんと共にがんばっていきますので、同窓生皆様方のご支援ご協力をよろしくお願い致します。
20050808231711.jpg
海外語学研修