因島高校生がJMU企業訪問 造船の現場に触れ、島の産業を学ぶ
島で唯一の高校である広島県立因島高等学校の生徒・教員22人が、因島土生町のジャパンマリンユナイテッド(JMU)株式会社因島事業所を企業訪問した。
当日は快晴に恵まれ、中間試験を終えた生徒たちは、広大な工場や船舶修理の現場を見学。進路指導の教員も同行し、産業現場に触れる貴重な機会となった。
学校側は、地元企業の活動を知り、将来の進路を考えるきっかけにしたいと実施。JMU側も因島に根付く造船業の魅力を伝えようと、具体的な説明を交えながら案内した。
見学では、まず車中から機雷除去を任務とする掃海艦などが利用する1号ドックを見学。入渠中の艦船を見ることができ、生徒たちは大きな船体に驚きながら見入っていた。
その後、事務所1階の会議室では異文化交流の時間が設けられ、米軍監督が日本で仕事をした際の印象などを高校生に語った。生徒たちは、因島で国際的な仕事が行われていることを実感した。
造船産業やJMU因島事業所について学んだ後、再び工場見学へ。2号ドックでは渠底まで降り、東京と小笠原諸島を結ぶ旅客船「おがさわら丸」を船底から見学し、記念撮影を行った=写真㊤。
3号ドックでは米軍艦船を見学。さらに機械工場では、大型船の機関部品などのオーバーホール作業も見学した。艦船修理を手掛ける現場に、生徒たちは自分たちの島にある大規模な設備と技術力に感心していた。
見学を終えた生徒たちは、満足した表情で工場を後にした。JMU因島事業所の担当者も「地元の高校生に造船の魅力を知ってもらう機会」として熱心に案内した。
JMU因島事業所は3本の大型ドックを備え、高い技術力で年間70隻以上の大型船の修理を手掛ける国内有数の修理拠点。自衛隊艦船、米軍艦船、海上保安庁船、物流を支える大型内航フェリーなど幅広い船舶の修理を行い、因島を代表する産業拠点として存在感を高めている。
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