オスロ×しまなみ交流記 平和の祈りから造船所、感動の演奏会まで
ノルウェーの首都オスロから3月30日~4月5日にかけて、中高生による「イラ・ボルテロッカ・スコーレコルプス」の一行29人とサポートメンバー、計40人が因島に滞在した。一行は「オスロ×しまなみ国際交流演奏会」の開催をはじめ、島内散策、日本文化(書道・折り紙)体験、造船所見学、広島平和記念資料館の訪問、地元のイメージキャラクター「はっさくん」も参加した交流会など、学びの多い一週間を過ごした。
平和への祈りと交流
4月1日には、ひろしまNPOセンターのコーディネートにより、平和記念資料館と平和記念公園、被爆ピアノを見学した。 一行は、広島県原爆被爆者団体協議会の佐久間邦彦理事長や、日本被団協として2024年ノーベル平和賞授賞式のためにオスロを訪問した田中聰司代表理事と交流。「原爆の子の像」の近くでは、平和への祈りを込めた演奏を捧げた。
造船所に歓声
4月2日、一行36人は因島土生町のジャパンマリンユナイテッド因島事業所(吉田淳所長、以下JMU)を訪れた。「ビジネスの現場を体験・見学したい」という一行の強い希望によって実現したもの。
場内に到着するや、目の前の巨大なフェリーを見て一同は大喜び。JMU社員の案内で、新日本海フェリーの「それいゆ」が入渠している2号ドックの底へと階段で降り、下から見上げる巨大な船首やプロペラに驚きの歓声をあげていた。
見学後に用意された歓迎バーベキューパーティーでは、食べ盛りの子どもたちが用意された料理をあっという間に完食。JMUから記念の帽子と盾が贈られると、ノルウェーの子どもたちは自慢の歌声で合唱を披露し、感謝を伝えた。
感動のジョイント演奏会
4月4日、因島南中学校を会場に「オスロ×しまなみ国際交流演奏会」が開催された。開演5分前には早くも満席となり、立ち見が出るほどの大盛況となった。会場入り口では、両国を紹介する手作りの菓子や手芸品が来場者を出迎えた。
ツアー一行の代表は冒頭の挨拶で、「何年も前からの夢がついに叶った。ありがとうインノシマ」と、日本語で何度も感謝の想いを語った。
「しまなみジュニアオーケストラ」の演奏に続き、いよいよ「イラ・ポルテロッカ学校吹奏楽団」が登場。今回は日本のアニメが大好きだという子どもたちの要望により、『もののけ姫』や『残酷な天使のテーゼ』などが披露された。続いて馬神太鼓保存会、因島南中水軍太鼓、西浦こども水軍太鼓による迫力ある太鼓演奏が披露された。ノルウェーの学生たちは、手で腿を叩いてリズムを刻んだり、身を乗り出して見入ったりと、自由なスタイルで伝統芸能を楽しんでいた。
オスロとしまなみの合同演奏は、ノルウェー発a-haの世界的ヒット曲『テイク・オン・ミー』でスタート。さらに、オーケストラバージョンに編曲された因島のご当地民謡『海賊節』が披露されると、演奏に合わせて会場には観客による踊りの輪が広がった。
最後は、この日のために準備された『レブベル・ソビルエェイセイエ』というノルウェーの楽曲を全員で合唱。参加した若者は、「言葉もメロディーも初めて聴く曲だったけれど、強い一体感を感じた。『音楽に国境はない』と改めて体感できた素晴らしい演奏会だった」と振り返った。
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「オスロ×しまなみ国際交流演奏会」リーフレット
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