「社会を明るくする運動」入選作文【4】みんなのやさしさ

尾道地区保護司会(木村修二会長)が行った第75回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。

みんなのやさしさ(小学校の部 尾道地区更生保護女性会会長賞)

日比崎小学校6年 四宮葵さん

夏休みの宿題で「社会を明るくする運動」の作文がありました。私は、どんな作文を書こうかなとなやんでいました。なので、参考になることはないかと新聞を読んでいたら、「炎天下の案内 児童に感謝」という記事が目に止まりました。

どのような内容かというと、おばあちゃんがバスの中に、家のかぎとけい帯電話が入っているトートバッグを忘れてしまったお話でした。そのバスはトートバッグを乗せたまま進んで行ってしまいました。終点まで行ったバスが折り返して通る道は、いつも通らない道だったので困っていたところ、下校中の低学年くらいの子が案内してくれました。そのおかげでトートバッグを受け取ることができたそうです。

私はこの記事を読んで、あたたかい気持ちになりました。おばあちゃんだけでなく、案内した子もきっとうれしくなったのではないかと思いました。

この記事を読んで、私にもうれしくなるような出来事があったことを思い出しました。

それは、夏休みに家族と東京に行った時のことです。私はお母さんと電車に乗りました。はじめは、席がいくつか空いていたので、私は座っていました。ですが、どんどん混んできて、つり革を持ちながら立っている人が増えてきました。

そんな時、おばあさんが乗ってきて、私の目の前に立ちました。なんとなく席をゆずってあげたい気持ちになりましたが、声をかける勇気はありませんでした。

そこで、だまって立ち上がり、席を空けました。ねらい通り、そのおばあさんが座りました。

しばらくして、おばあさんが席を立ちました。その時、おばあさんは満面の笑顔で、「ありがとう。」と言ってくれました。席をゆずった時は、やっぱり座っていたほうが良かったなと思ったけれど、お礼を言われた時、ゆずって良かった、またゆずりたいなと思いました。

このようなうれしい気持ちになることは、遠くに行った時だけではなく、ふだんの生活の中にもあると思います。

こんな時よく思い出す出来事は、近所に住んでいる仲の良いおばあちゃんのことです。

そのおばあちゃんと知り合いになったきっかけは、私が小さい頃、今の家に引っこしたことです。引っこしてきた数日後に、さくらんぼを枝ごと持って来てくれました。私たちを喜ばせようと持って来てくれたことがとてもうれしかったです。

それからも、おたがいおすそわけをしたり、登下校の時にあいさつをしたりしています。

ある日、私はねていたので気付けなかったのですが、明け方のまだうす暗い時に、そのおばあちゃんが私の家に助けを求めてきたことがあったそうです。起き上がることができなくなったご主人を起こすのを手伝ってほしいとのことでした。私のお母さんとお父さんはすぐにおばあちゃんの家に行ったそうです。近所に助け合える人がいるのは良いことだと思いました。

こういったことは、小さいことかもしれないけれど、まずは身近な人達にやさしい気もちで接していきたいと思いました。
それが広がって明るい社会につながっていくと良いと思いました。

第75回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテスト 表彰者の皆さん

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