将棋観戦記で田名後健吾さん(因島出身)将棋ペンクラブ「優秀賞」受賞 亡き恩師・大崎善生さんへ感謝を込めて

田名後健吾さん。頭に乗っているのは知人宅のヨウム。

旧・因島北高校(現・因島高校)1986年卒業で、尾道市因島土生町出身の田名後健吾さん(58)=東京都在住=が執筆した観戦記が、第37回将棋ペンクラブ大賞の観戦記部門で優秀賞を受賞した。

受賞作は、西山朋佳女流三冠の編入試験第1局を描いた「消えかけていた夢」(『将棋世界』2024年11月号掲載)=写真㊦=。将棋ペンクラブ大賞は、文章を通じて将棋の魅力を広め、ライターの育成を目的に1987年に創設された賞で、年間を通じて発表された作品の中から選ばれる。

将棋世界』は日本将棋連盟出版部が発行する将棋専門誌(1937年創刊)。田名後さんは同連盟に入職後、編集部に所属し、2007年から2023年6月までの16年間、編集長を務めた。現在も編集部に在籍しながら、フリーランスとしても活動している。

「消えかけていた夢」冒頭2頁(全10頁)

亡き恩師・大崎善生さんへ感謝を込めて

10月3日、東京都千代田区の日本教育会館で行われた贈呈式で、田名後さんは「この観戦記は、昨年8月に亡くなった大崎善生さんへの感謝の気持ちで書きました」と語った。

田名後さんが20代の頃、『将棋世界』の編集長だった大崎氏に拾われたことが編集者人生の出発点だったという。「垂らしていただいた一本の糸にしがみついてここまで来た。あのときのご縁が、今日の自分につながっている」と胸の内を明かした。

大崎善生さんは『将棋世界』の元編集長であり、羽生善治さんらを世に送り出した編集者として知られるほか、『聖の青春』『将棋の子』などの作家としても著名。

最後に田名後さんは、「この賞をいただき、自分の新しい人生がこれから始まるという希望が湧いた。優秀賞に満足せず、次は大賞を目指して精進したい」と決意を語った。

贈呈式スピーチの動画(6分22秒)

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