2023年7月15日 / 最終更新日 : 2023年7月31日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【321】えんこ石(今治市伯方町有津) えんこ石(今治市伯方町有津) 吉井勇歌碑のすぐ下の海岸にえんこ石というものがある。 私の子供の頃はエンコと言えばアメンボのことであった。県北ではタイコウチのことをエンコと呼ぶそうであるから、詳しく調べてみれば水棲昆虫の名 […]
2023年7月8日 / 最終更新日 : 2023年7月19日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【320】吉井勇歌碑(今治市伯方町有津) 吉井勇歌碑(今治市伯方町有津) 船折瀬戸の東、矢崎の集会所のところに吉井勇の歌碑がある。地図上ではエンコ石と書いているところだ。ただし、エンコ石と歌碑とは違う。 鵜島から離れると海域が広がり潮流はおだやかになるだろう。二 […]
2023年7月1日 / 最終更新日 : 2023年7月19日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【319】鶏小島(今治市伯方町有津) 鶏小島(にわとりこじま・今治市伯方町有津) しまなみ海道の各島は、干満の差による海水の東西への移動を妨げるように並んでいる。なかでも燧灘(ひうちなだ)と斎灘(いつきなだ)の広い海域の間にある大島は、その南北で急流が生じる […]
2023年6月24日 / 最終更新日 : 2023年7月1日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【318】造船所跡(今治市宮窪町鵜島) 造船所跡(今治市宮窪町鵜島) 能島のすぐ隣にある鵜島は村上水軍時代の造船所があった場所として有名である。白石一郎氏の『海狼伝』はフィクションであるが、能島と鵜島は重要な舞台となっている。 その鵜島に行くには、伯方島尾浦と […]
2023年6月17日 / 最終更新日 : 2023年6月23日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【317】能島城跡(今治市宮窪町能島) 能島城跡(今治市宮窪町能島) 今の能島はかつての能島ではない。かつてと言ってもそんなに昔のことではない。ほんの2、3年前の能島とは大きく異なる。かつて瀬戸内海有数の桜の名所であったが、今はその面影すらない。去年の4月には […]
2023年6月10日 / 最終更新日 : 2023年6月17日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【316】村上義弘生家跡(新居浜市大島) 村上義弘生家跡(新居浜市大島) 今回訪ねた大島は新居浜市にあるので新居大島と呼ばれている。四国側の黒島港からフェリーで15分ほどで着く。今回は一周道路があるということなので車で行ったが、猪が落とした石が方々へ転がっており […]
2023年6月3日 / 最終更新日 : 2023年6月16日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【315】芸予要塞跡(竹原市忠海町大久野島) 芸予要塞跡(竹原市忠海町大久野島) 大久野島へ行くには大三島の盛港からフェリーに乗れば15分で着く。ただし車では上陸できない。 大久野島といえば、古くは毒ガスの島として、戦後は国民休暇村として、最近ではウサギの島として有 […]
2023年5月27日 / 最終更新日 : 2023年6月6日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【314】芸予要塞跡(今治市波止浜町小島) 芸予要塞跡(今治市波止浜町小島) 「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」というのは啄木の有名な歌であるが、そんな感傷とは全く無縁な小島は波止浜から出るフェリーに、来島からさらに5分ほど乗ると着く。「こじま」 […]
2023年5月20日 / 最終更新日 : 2023年5月30日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【313】心月庵(今治市波止浜町来島) 心月庵(今治市波止浜町来島) 来島村上氏の城主の館跡を心月庵という。なかなか風流のある名前だが、館跡は荒れ果てている。建物は来島村上氏の時代のものではなく、江戸時代の建物でもなかろう。しかし、古井戸や庭園の配置から考える […]
2023年5月13日 / 最終更新日 : 2023年5月24日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【312】来島城跡(今治市波止浜町来島) 来島城跡(今治市波止浜町来島) 来島村上氏の本拠地来島には今治市波止浜港からフェリーに乗れば5分ほどで着く。島の東から南にかけての平地には民家が何軒かあり、建物はしっかりしているのに人の住んでいないような家もある。江戸時 […]
2023年5月6日 / 最終更新日 : 2023年5月14日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【311】村上雅房墓(今治市伯方町木浦) 村上雅房墓(今治市伯方町木浦) 能島村上氏初代村上雅房夫妻の墓が伯方島にある。今治市役所伯方支所のある木浦である。曹洞宗禅興寺を目指す。山門から外を見ると左前方に楠の大木が見える。路地を少し歩くと着く。伯方支所の方から山 […]
2023年4月24日 / 最終更新日 : 2023年5月11日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【310】能島村上家菩提寺跡(今治市宮窪町大窪) 能島村上家菩提寺跡(今治市宮窪町大窪) 大島准四国霊場10番証明寺(切幡寺)へ行くには、大島北インターから国道317号線に出ると左折して宮窪漁港の方に向かう。右手に駐在所がある。駐在所の西側の丘は国道に面してコンクリート […]
2023年4月17日 / 最終更新日 : 2023年4月23日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【309】村上義弘娘経塚(今治市吉海町田浦) 村上義弘娘経塚(今治市吉海町田浦) しまなみ海道四国側最後の島である大島は宮窪町と吉海町からなり、名前通り大き島であるが、山も多く地形は複雑である。その複雑な地形をうまく生かして構成される島四国は、歴史も古く文化四年(1 […]
2023年4月10日 / 最終更新日 : 2023年4月20日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【308】渡橋俊五郎翁之像(竹原市仁賀町仁賀小学校) 渡橋俊五郎翁之像(竹原市仁賀町仁賀小学校) 元田熊小学校の前身である久敬舎が慶応元年に村上萬之助氏によって開設されたことは、本誌連載216回に書いた。 その萬之助氏の弟、俊五郎氏の顕彰碑が竹原市立仁賀小学校の校庭にあるこ […]
2023年4月1日 / 最終更新日 : 2023年4月8日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【307】血分経塚(尾道市因島重井町善興寺) 血分経塚(尾道市因島重井町善興寺) 重井町善興寺の閻魔堂の前には血分経塚がある。これについては、かつて「血分経塚と呼ばれているが、どういうものかわからない。二、三の人にも当たってみたがわからなかった」と書いたものを見たこ […]
2023年3月25日 / 最終更新日 : 2023年4月3日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【306】善興寺閻魔堂(尾道市因島重井町善興寺) 善興寺閻魔堂(尾道市因島重井町善興寺) 信長・家康対浅井・朝倉の姉川の戦い(1570年)は、家康の出世物語や秀吉の主張通り浅井家を直後に殲滅しておけば後の淀夫人も誕生しなかったなどと、サイドストーリーに事欠かない戦国史だ […]
2023年3月11日 / 最終更新日 : 2023年3月22日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【305】十王堂(尾道市因島中庄町) 十王堂(尾道市因島中庄町) 閻魔堂のことを十王堂とも言う。尾道市因島中庄町のJA因島北支店前の道路、さらに川を越えたところに遍路道標と常盤橋の石碑があり、その西側の塀の中に十王堂がある。字名では仁井屋と黒松の境界付近であ […]
2023年3月4日 / 最終更新日 : 2023年3月14日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【304】高龍寺閻魔堂(今治市吉海町名田居高龍寺) 高龍寺閻魔堂(今治市吉海町名田居高龍寺) 高龍寺の山門の近くに閻魔堂があり、怖い顔をした閻魔大王をはじめ、不気味な顔をした面々が山門をくぐる人を監視している。 学校で、教師が生徒の成績や素行を記録したノートをエンマ帳と言 […]
2023年2月25日 / 最終更新日 : 2023年3月8日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【303】村上義弘公碑(今治市吉海町名田居高龍寺) 村上義弘公碑(今治市吉海町名田居高龍寺) しまなみ海道が完全に開通する前は、島内の橋と橋の間は一般道を通ったことが因島、生口島、大島ではあった。大島の大島北インターチェンジと南インターチェンジの間の国道317号線を通った […]
2023年2月18日 / 最終更新日 : 2023年3月2日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【302】村上義弘墓(今治市吉海町名亀老山) 村上義弘墓(今治市吉海町名亀老山) 村上義弘公の墓が大島の亀老山中腹にある。ここを目指すには、大島北インターチェンジで降りて右折し、国道317号線で南を目指す。高龍寺の近くから亀老山に通じる道がある。あるいは伊予大島四国 […]
2023年2月11日 / 最終更新日 : 2023年3月2日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【301】幸賀屋敷跡(今治市宮窪町) 本連載【300】番台は、時代も場所も問わないことにして、積極的に因島外へも出てみたいと思います。 幸賀屋敷跡(今治市宮窪町) しまなみ海道の大島北インターチェンジで降りて左折する。因島からも海づたいに続く国道317号線で […]
2023年2月4日 / 最終更新日 : 2023年2月12日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【300】綱取石(尾道市因島重井町東浜) 綱取石(尾道市因島重井町東浜) 重井郵便局の前(北側)に古い倉庫がある。その向こう、防波堤の手前に綱取石が2本ある。さらに防波堤の向こうには雁木(ガンギ)がある。しかし、ここの雁木は現在ではコンクリート製に改修されている […]
2023年1月28日 / 最終更新日 : 2023年2月12日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【299】柏原水軒翁築港碑(尾道市因島重井町東浜) 柏原水軒翁築港碑(尾道市因島重井町東浜) 前回の波止寄附録の石碑の右側に「柏原水軒翁築港碑」と書かれた石碑がある。高さ213㎝、横幅52・5㎝、奥行41㎝で、築港碑であるから、ここの港を作るのに貢献した水軒翁を顕彰したも […]
2023年1月21日 / 最終更新日 : 2023年1月30日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【298】波止寄付録(尾道市因島重井町東浜) 波止寄付録(尾道市因島重井町東浜) 重井郵便局の北に海がある。右側の海沿いの道を北にまっすぐ歩くと「波止寄附録」と書かれた大きな記念碑に突き当たる。島四国87番長尾寺の近くである。その先は海で、小細島、細島が見える。左に […]
2023年1月14日 / 最終更新日 : 2023年1月20日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【297】深浦新開潮廻(尾道市因島重井町深浦新開) 深浦新開潮廻(尾道市因島重井町深浦新開) 深浦新開の住吉神社や霊魚魂碑のある巨大な堤防の下には、これまた大きな池が広がる。深浦新開の潮廻しである。通水管で繋がった大小の池に分かれているが同一のものと考えてよい。 かなりの […]
2023年1月7日 / 最終更新日 : 2023年1月20日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【296】霊魚魂碑(尾道市因島重井町深浦新開) 霊魚魂碑(尾道市因島重井町深浦新開) 三和ドックの入口付近の深浦新開住吉神社の後ろには、中央に「霊魚魂」と書かれた大きな石碑がある。 その文字の左右にも文字が書かれている。右側は「祈念之為供養 四国八十八ケ所霊場二百回巡 […]
2023年1月1日 / 最終更新日 : 2023年1月1日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【295】深浦新開住吉神社(尾道市因島重井町深浦新開) 深浦新開住吉神社(尾道市因島重井町深浦新開) 深浦新開住吉神社は三和ドックの入口付近にある。さらに詳しく書けば、深浦新開の潮廻しの西端の堤防の上にある。この潮廻しは東西2つに分かれていて、通水管でつながっている。その西側 […]
2022年12月17日 / 最終更新日 : 2022年12月29日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【294】広円新開住吉神社(尾道市因島重井町勘口) 広円新開住吉神社(尾道市因島重井町勘口) 重井中学校の北側に深浦新開が広がる。西側に因島鉄工業団地や三和ドックがあるが、少し高くなっていて、文字通りここが深い湾になっていたことが伺える。 深浦新開の北東、深浦新開の潮廻し […]
2022年12月10日 / 最終更新日 : 2022年12月29日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【293】細口新開住吉神社(尾道市因島重井町細口) 細口新開住吉神社(尾道市因島重井町細口) 白滝山フラワーラインに沿って西下する水は、重井八幡神社の北側を通って海に注ぐ。その川がトウビョウガワラである。平地になっている部分で、トウビョウガワラより南が宮沖新開、北側が細口 […]
2022年12月3日 / 最終更新日 : 2022年12月29日 times ふるさとの史跡をたずねて ふるさとの史跡をたずねて【292】金比羅大権現(尾道市因島重井町伊浜) 金比羅大権現(尾道市因島重井町伊浜) 前回の本郷沖新開の住吉神社から港を隔てて反対側(東側)へ回ります。そこに島四国87番長尾寺があります。こちらは伊浜新開の先端ということになります。ここには長尾寺の他にも大きな石碑があ […]