2011年10月1日 / 最終更新日 : 2011年10月1日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【19】私と原発(1) 福島第一原子力発電所の事故直後には大混乱した私ではあるが、しばらくして自分を取り戻し、ひとつの納得できる視点を獲得した。自らの生活に即して原発問題を考えることにしたのである。
2011年9月24日 / 最終更新日 : 2011年9月24日 times おかめはちもく 姿を消す因島重井区の葉たばこ農家 うだる暑さも台風15・16号がツメ跡を残しながら通過すると秋がやってきた。因島地方は農作物の被害もなく「こんないいところはない」と安堵する言葉が交わされる。
2011年9月24日 / 最終更新日 : 2011年9月24日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【18】津波と作家吉村昭 5月10日の朝日新聞は次の記事を載せた。 ―「戦艦武蔵」などで知られ、2006年に死去した作家吉村昭さんが40年前に発表した記録文学「三陸海岸大津波」が東日本大震災以降、増刷を重ねている。三陸海岸を襲った3度の大津波を […]
2011年9月17日 / 最終更新日 : 2015年4月16日 times おかめはちもく 尾道市教育長が学校統合に言及 半田光行尾道市教育長は13日、巻幡伸一議員の市議会一般質問に生口島、因島地域などの学校統合への取り組みの現状を述べた。 旧尾道市の原田中は、平成25年4月をめどに美木中に統合。向島町の三幸小が平成27年4月をめどに向島中 […]
2011年9月17日 / 最終更新日 : 2018年1月22日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【17】研究者の試練(3) 関東大震災前夜の状況を著者の石橋克彦名誉教授は、「しかし、南関東の地底は、刻々と破局に近づいていた」と表現している。 「房総・三浦半島の各地で海岸の沈降が速度を増した。小田原では、明治40年ごろ築いた堤防が、波が少し荒い […]
2011年9月10日 / 最終更新日 : 2018年5月5日 times おかめはちもく 因島島四国八十八ヵ所霊場パンフレット改訂によせて 百聞(ひゃくぶん)は一見に如かず―と厳しい残暑もいとわず因島観光協会(村上祐司会長)は因島の「島四国八十八ヵ所霊場」に観光スポットをあてようとお遍路巡り。番外を含めた「札所」の実地調査をすませ、これからパンフレットの改定 […]
2011年9月10日 / 最終更新日 : 2011年9月10日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【16】研究者の試練(2) 日本地震学会長の平原和朗・京大理学研究科教授は、大地震がいつ起きてもおかしくない情勢のなかで、国民の意識のあり方について語っている。
2011年9月3日 / 最終更新日 : 2011年9月3日 times おかめはちもく 野田内閣誕生 国民の借金? 予想をくつがえした総裁選。勝ち星をひろった野田新内閣が誕生。ノーサイド宣言による閣僚の顔ぶれはドングリの背い比べ―と評価する声が高い。
2011年9月3日 / 最終更新日 : 2011年9月3日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【15】研究者の試練(1) 最近、ふたりの地震学者のインタビュー記事を読んだ。いずれも、まったく想定できなかった東日本大震災に衝撃をうけた心境を吐露したものである。
2011年8月27日 / 最終更新日 : 2011年8月27日 times おかめはちもく 二葉あき子さんの訃報 この夏、昭和は遠くなりにけり―と身につまされたのは県北出身の二葉あき子さんの訃報を知ったときだった。戦前の国立音楽学校卒の本格派から”流行歌手”に転向した藤山一郎、淡谷のり子らと肩をならべてファ […]
2011年8月27日 / 最終更新日 : 2011年8月27日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【14】津波を考える(7) 今村文彦教授は、マグニチュード九の四連動巨大地震にも言及する。 ―さらに、震源域が広がれば、マグニチュードが9になる可能性も否定できません。言うまでもなく、被害は拡大します。東はプレートの境界が相模トラフですので余地は […]
2011年8月20日 / 最終更新日 : 2011年8月20日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【13】津波を考える(6) 被害を防ぐにはどうするか。三連動地震では、大きな揺れにつづいて津波が確実に来る。しかも到達時間が早い。避難行動を急がなければならない。今村文彦教授は、車の利用について、警告している。
2011年8月13日 / 最終更新日 : 2011年8月13日 times せとうち花壇 回ラン板もちゆく度にご主人のノーモア広島の被爆体験聞く 短歌・中西貴子 昭和20年8月(原爆投下・無条件降伏)は、当時の日本人の思考力・生き様を根底から変え、崩れた日である。昨日まで信じていたものが音を立てて消滅した。
2011年8月13日 / 最終更新日 : 2011年8月13日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【12】津波を考える(5) 東日本大震災を受けて今村文彦教授は、「津波による人的被害の評価方法の抜本的見直し」を強調する。前号で示したように、まず「住民以外の、その場にいた人たちの人的被害」の想定の必要性を述べたうえで、「漂流物による被害の拡大」 […]
2011年8月6日 / 最終更新日 : 2011年8月6日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【11】津波を考える(4) 津波研究の第一人者である今村文彦東北大大学院災害制御研究センター教授(津波工学)は、自らメンバーとして参加した中央防災会議の三連動地震の被害想定(2003年9月)を次のように紹介する。
2011年7月23日 / 最終更新日 : 2011年7月23日 times おかめはちもく 世界一になって泣かず、引退で涙せず ウインブルドンのテニスでは残念続きのテレビ観戦が続いたが、女子ワールドサッカー・ドイツ大会では、まさかの「なでしこジャパン」の快進撃。気持ちのいい、さわやかな徹夜の朝を味あわせてもらった。
2011年7月23日 / 最終更新日 : 2011年7月23日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【10】津波を考える(3) 私は東日本大震災発生以来、津波研究の第一人者、今村文彦・東北大大学院災害制御研究センター教授(津波工学)の動向を追っていた。どうしてこのような大津波が起きたのか、知りたかったからだ。
2011年7月16日 / 最終更新日 : 2011年7月16日 times おかめはちもく 来年、60回を迎える本因坊秀策囲碁まつり 本因坊秀策囲碁まつりは9・10日、59回目を盛会に終え、来年は60回という節目を迎える。
2011年7月16日 / 最終更新日 : 2011年7月16日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【9】津波を考える(2) 4月5日の毎日新聞は、「東北の人たちを信じよう その忍耐と英知を」という見だしを掲げ、明治以来3回、三陸海岸を襲った巨大津波の写真を掲載している。それらは、今回の大津波被害と酷似していて衝撃的である。
2011年7月9日 / 最終更新日 : 2022年12月21日 times おかめはちもく 因島田熊町の街中にイノシシ 山には狼化した野犬 変わる島嶼部の生態系 野犬の群れに追い詰められたイノシシが民家の床の下に逃げ込んだ。因島の田熊町備南酒造付近の話である。夜中泣き叫ぶイノシシの声に恐さと不安とストレスで疲労困ぱい。どこに助けを求めたらいいのか困り果てた母子家庭。夜明けとともに […]
2011年7月9日 / 最終更新日 : 2011年7月9日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【8】津波を考える(1) 被災地から遠く離れて生活している者にとって東日本大震災は、体感できなかった揺れではなくて、映像で実況された大津波としてあった。その映像は、23万人の死者をだした2004年のスマトラ沖地震による大津波を思い起こさせる凄ま […]
2011年7月2日 / 最終更新日 : 2011年7月2日 times おかめはちもく 3.11後の水無月 水無月(みなづき)陰暦六月。古くは水を水田に注ぎ込む田植えのシーズンである。光陰矢の如し。1年の半分が過ぎた神社では夏越祓(なごしのはらいえ)の別名称で夏越しのお祓いをする。
2011年7月2日 / 最終更新日 : 2011年7月2日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【7】地震学者の警鐘(5) 石橋克彦・神戸大名誉教授は、地震学者としての危機感をふりしぼって警告するのである。地震列島における原発は「制御された安全」ではなく、「本質的な安全」が必要である。しかし、地震列島の原発の本質的安全など存在しない。地震が […]
2011年6月25日 / 最終更新日 : 2011年6月25日 times おかめはちもく NHK「おひさま」で思い起こす防空頭巾の思い出 NHK朝の連ドラ「おひさま」は、戦中教育を思いおこす光景が蘇ってくる。戦後生まれの人たちにはショッキングでいら立たしい思いにかられるだろうが、そういう時代であったと切り捨てることで現代を再興してきたとも言える。
2011年6月25日 / 最終更新日 : 2011年6月25日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【6】地震学者の警鐘(4) 石橋克彦・神戸大名誉教授(地震学)は、東日本大震災後の5月23日に開かれた参議院行政監視委員会で、参考人として「原発事故と行政監視システムの在り方」について意見を述べている。石橋参考人が準備したレジメ(要点)にそって見て […]
2011年6月18日 / 最終更新日 : 2011年6月18日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【5】地震学者の警鐘(3) 1997年から「原発震災」を警告していた石橋公述人(石橋克彦・神戸大名誉教授=地震学)は、2005年2月の衆議院予算委員会で、東海地震の予想震源域の真上にある浜岡原子力発電所に焦点をあわせ、その内容を明らかにする。
2011年6月11日 / 最終更新日 : 2011年6月11日 times おかめはちもく 林芙美子 紫陽花色のエピソード 暦の上の梅雨入りは11日というのに沖縄気象台は9日梅雨明けの発表をした。例年より2週間も早く、観測史上最も早い梅雨明けとなった。
2011年6月11日 / 最終更新日 : 2011年6月11日 times 北米紙幣になった日本女性キミコオカノムラカミ 北米紙幣になった日本女性 因島出身キミコオカノムラカミ 激動の時代乗り越えた移民家族【20】 終章(二) 2006年、トロントの映画製作者スーザンポイズナー氏は、北米大陸のカナダの歴史がイギリス人とフランス人の話のみで語ることができるという神話を払拭するためのドキュメンタリー「マザータン(母国語)」の試みであった […]
2011年6月11日 / 最終更新日 : 2011年6月11日 times 因島にて… 因島にて…Ⅱ 地域から見えるもの【4】地震学者の警鐘(2) 石橋公述人(石橋克彦・神戸大名誉教授=地震学)は、日本列島の大地震の起こり方には、活動期と静穏期というのが認められるとしたうえで、優れた地震学者ならではの時代認識を提示する。
2011年6月4日 / 最終更新日 : 2024年2月2日 times 北米紙幣になった日本女性キミコオカノムラカミ 北米紙幣になった日本女性 因島出身キミコオカノムラカミ 激動の時代乗り越えた移民家族【19】 終章(一) 娘のメアリーの話は続きます。 「注目されるカナダ人女性」の肖像写真の中でキミコは自分の農園で育てた”ひょうたん”を背景に収まっており、その被写体であるキミコの強さや個性がよく表れた写真 […]