2016年12月17日 / 最終更新日 : 2016年12月19日 times 井伏鱒二と因島 再び「井伏鱒二と因島」 162通の青年期の手紙 発見に寄せた作品の紹介 福山市出身の作家井伏鱒二(1898~1993)が友人に宛てた青年期の手紙と葉書計162通が発見された。このことは、10月14日、新聞各紙で一斉に報道された。 この中には、早稲田大学高等予科を休学中の井伏が寄宿先の因島三庄 […]
2016年11月26日 / 最終更新日 : 2016年12月7日 times 医療 書籍紹介「医政羅針盤」 山形大教授・村上正泰著 一貫して日本の医療政策について問題提起をつづけてきた、因島田熊町出身の村上正泰山形大学大学院医科系教授が、「医政羅針盤」(医薬経済社)を出版した。 これは、毎月2回発行の雑誌「医薬経済」に毎号連載された原稿を書籍にまとめ […]
2016年11月5日 / 最終更新日 : 2018年10月27日 times 本・書籍・カレンダー 因島ふるさとカレンダー2017発売 2017因島ふるさとカレンダーが発売になった。1冊800円(税込み)。販売元は因島商店街連絡協議会。販売店は次の通り。 商工会議所・観光協会・土生商店街振興組合愛はぶ亭。 【土生】ITMツーリストサービス▽けいこ▽興文館 […]
2016年7月30日 / 最終更新日 : 2016年8月8日 times 井伏鱒二と因島 続・井伏鱒二と「因島」余録【4・完】昭和六年 土井家弔問から そもそも、全集を刊行する際には、全集を刊行する意図、編集方針、どの刊本を底本にするかという明確なものが必要だと思う。以前、本紙の『続井伏鱒二と「因島」』で述べたが、『井伏鱒二全集』(筑摩書房・2000年)、所謂『新全集』 […]
2016年7月16日 / 最終更新日 : 2016年7月23日 times 井伏鱒二と因島 続・井伏鱒二と「因島」余録【3】昭和六年 土井家弔問から これに対し、『林芙美子全集第十六巻』(文泉堂出版 293頁)=写真=には昭和6年について次のように記載されている。 一月、「春淺譜」を朝日新聞に連載するが、失敗作であったと自ら認めている。「朝日グラフ」に写真がのる。サカ […]
2016年6月25日 / 最終更新日 : 2016年7月6日 times 井伏鱒二と因島 続・井伏鱒二と「因島」余録【2】昭和六年 土井家弔問から (2) 芙美子、井伏の二人の土井家弔問が二人の個人全集の年譜でどう扱われているか、大変面白い。『井伏鱒二全集 別巻二』(筑摩書房、2000年3月25日)には、井伏の昭和6年の動静について次のように記されている。 一月一日 […]
2016年6月11日 / 最終更新日 : 2016年6月21日 times 井伏鱒二と因島 続・井伏鱒二と「因島」余録【1】昭和六年 土井家弔問から ご厚意により、「続・井伏鱒二と『因島』」と題して第1197号より第1227号まで連載させていただいた。ところで、昭和6年に井伏鱒二が林芙美子とともに土井家を弔問したことについて、書き漏らしたことを記録しておきたい。 昭和 […]
2016年5月28日 / 最終更新日 : 2016年6月2日 times 本・書籍・カレンダー 合同歌集「砂の群像」出版記念祝賀の集い 70年の歩みふりかえる 因島と向島を中心に活動する砂文字短歌会(池田友幸主宰)による合同歌集「砂の群像Ⅲ」祝出版記念会が22日、ポートピアはぶで行なわれ、来賓と会員ら28人が出席した。 最初に、広島県歌人協会の高野和子元会長、小山美恵子前会長、 […]
2016年2月13日 / 最終更新日 : 2016年2月21日 times 因島中庄町 史跡と石造物の記録 中庄地区を中心に 苦労が冊子になる 中庄文化財協会と因島文化財協会による調査活動の苦労が冊子にまとまった。 「中庄地区史跡散歩【中庄・西浦・外浦・鏡浦】因島石造物調査記録総覧」である。 田頭弘美因島文化財協会会長は「はじめに」で次のように記している。 「中 […]
2016年1月30日 / 最終更新日 : 2016年2月7日 times 因島土生町 因島図書館講演会『和田竜「村上海賊の娘」の魅力』講師・原卓史さん(尾道大准教授) 因島図書館は2月28日(日)午後2時、多目的ホールにおいて、因島読書会と共催で講演会「和田竜『村上海賊の娘』の魅力」を開催する。講師は、原卓史さん(尾道大学准教授)。 同時に、村上水軍関連資料と「坂口安吾と無頼派」の展示 […]
2016年1月23日 / 最終更新日 : 2016年1月23日 times 本・書籍・カレンダー 砂文字短歌会 合同歌集発行 砂文字短歌会(池田友幸主宰)は、砂文字誌700号記念合同歌集「砂の群像」第三集を発行した。出詠者55人。 池田友幸さんは、「本合同歌集の個々の歌には現代を生きる歌人(うたびと)の感性や生きざまが余すなく活き活きと語られて […]
2015年12月19日 / 最終更新日 : 2015年12月23日 times 本・書籍・カレンダー 朗読奉仕活動38年「なぎさ会」田熊保育園園児に読み聞かせ 38年間つづけた朗読奉仕活動で県知事賞を受賞した「なぎさ会」(上馬場伸子代表)の3人が15日、因島図書館を訪れた田熊保育園園児13人に読み聞かせを行なった。 絵本「もりのクリスマス」など3冊。園児たちは静かに聞き入り、満 […]
2015年10月10日 / 最終更新日 : 2018年10月27日 times 本・書籍・カレンダー 2016年度版因島ふるさとカレンダー発売 2016因島ふるさとカレンダーが発売になった。1冊800円(税込み)。販売元は因島商店街連絡協議会。販売店は次の通り。 因島商工会議所・因島観光協会・土生商店街振興組合愛はぶ亭。 【土生】ITMツーリストサービス▽けいこ […]
2015年8月29日 / 最終更新日 : 2015年9月2日 times people 歌集「瀬戸乃水泡」上梓 大西貴志男さん(因島椋浦町) 因島椋浦町の砂文字短歌会会員の大西貴志男さん(83)が歌集「瀬戸乃水泡」を6月、上梓した。「水泡」は「みなわ」と読む。 大西さんは椋浦町に生まれる。三原工業学校卒業後、因島高校普通科に入学・卒業。因島郵便局に勤務。同局局 […]
2014年11月29日 / 最終更新日 : 2021年6月10日 times 本・書籍・カレンダー 因島であいの家アートカレンダー 社会福祉法人若葉の因島であいの家(TEL0845-24-1000)は、2015年アートカレンダーの販売を開始した。それぞれの月の絵は「であいの家」と「にじ」の利用者によって描かれた。A3サイズ1000円。 1月=益本亜希 […]
2014年10月18日 / 最終更新日 : 2018年10月27日 times 本・書籍・カレンダー 故郷カレンダー 発売始まる 因島商店街連絡協議会(嶋田真会長)は「因島ふるさとカレンダー」の販売を始めた。因島観光協会の協力で、四季折々の島の風景が収められている。定価800円。 自宅や店舗、会社、島内外の親しい人への贈り物に最適。商工会議所、観光 […]
2014年9月6日 / 最終更新日 : 2017年11月20日 times ギャラリー喫茶ブラームス 村田清高さん絵本作品展 呉市在住で母親が因島出身の村田清高さんが、田熊町のギャラリー喫茶ブラームス(TEL0845-22-5112)で、絵本作品展「おふねにのって」を開いている。9月30日まで。午前10時~午後5時。日曜定休。 展示されている絵 […]
2014年6月21日 / 最終更新日 : 2015年5月17日 times 因島土生町 因島囲碁協会の古賀暹さん「北一輝」論を出版 因島囲碁協会の一員である土生町在住の古賀暹(のぼる)さん(73)が、ライフワークとして「北一輝―革命思想として読む」(御茶ノ水書房、本体価格4600円)を出版した。 昭和11年の二・二六事件の理論的指導者とされて銃殺刑に […]
2013年10月19日 / 最終更新日 : 2018年10月27日 times 本・書籍・カレンダー 因島ふるさとカレンダー 因島商店街連絡協議会(嶋田真会長)は、「因島ふるさとカレンダー」を発売している。四季折々の島の風景が収められている。 定価800円。「自宅やお店、会社、島内外の親しい方へ」とPRしている。因島商工会議所、因島観光協会、愛 […]
2013年9月14日 / 最終更新日 : 2013年9月14日 times 井伏鱒二と因島 続・井伏鱒二と因島【完】その作品に表現された「因島」 清水凡平氏の「路傍の詩」の〈52〉夏時雨には高橋智恵子さんの話が出てくる。
2013年9月7日 / 最終更新日 : 2013年9月7日 times 井伏鱒二と因島 続・井伏鱒二と因島【29】その作品に表現された「因島」 最後に井伏と因島に関する資料の中で紹介したい資料がある。一つは「井伏鱒二作品集第四巻」(昭和28年創元社)に掲載された上林暁氏の解説ともう一つは清水凡平氏の「路傍の詩」の「〈52〉夏時雨」である。
2013年8月31日 / 最終更新日 : 2013年8月31日 times 井伏鱒二と因島 続・井伏鱒二と因島【28】その作品に表現された「因島」 最後に 井伏の「因島」に関する作品では、とりわけ昭和30年代に大きな転機があった。それは昭和33年に発表された「因島半歳記」と昭和35年に発表された「鞆ノ津付近」である。その作品で当時繁栄する造船や賑わっていた因島の歓楽 […]
2013年8月24日 / 最終更新日 : 2013年8月24日 times 井伏鱒二と因島 続・井伏鱒二と因島【27】その作品に表現された「因島」 (4)まとめ 小説「因ノ島」は昭和23年1月に「文藝春秋」に発表され、その後しばしば加筆が施された。とりわけ、昭和39年に刊行された「旧全集」(筑摩書房)では大幅な加筆が行われた。その際、「戦争中の空襲で」の表現が加わっ […]
2013年8月10日 / 最終更新日 : 2013年8月10日 times 井伏鱒二と因島 続・井伏鱒二と因島【26】その作品に表現された「因島」 実は、この「因ノ島」の舞台裏を書いたものは新全集の11巻の「内海随筆」にも出てくる。「内海随筆」は1947(昭和22)年11月20日に『瀬戸内海』第5号に発表された。
2013年7月20日 / 最終更新日 : 2013年7月20日 times 井伏鱒二と因島 井伏鱒二没後二十年記念 ふくやま文学館で特別展とシンポジウム 井伏鱒二が没して今年で20年になるのを記念して、ふくやま文学館(TEL084・932・7010)で、特別展「『サヨナラ』ダケガ人生ダ」が5日、始まった。11月10日まで。
2013年7月13日 / 最終更新日 : 2018年1月31日 times 因島田熊町 「TPP 黒い条約」出版 村上正泰教授ら警鐘を鳴らす 参議院選挙の大きな争点のひとつになっている、TPP(環太平洋経済連携協定)。「TPP亡国論」を著した中野剛志氏編の「TPP 黒い条約」=写真上=が集英社新書(760円+税)から出版された。この問題を早くから掘り下げてきた […]
2013年7月13日 / 最終更新日 : 2013年7月13日 times 井伏鱒二と因島 続・井伏鱒二と因島【24】その作品に表現された「因島」 ところで、私は国立国会図書館に次の三点の複写を請求した。井伏の「警官と私」「捕物演出」、そして初出の「因ノ島」の三点である。
2013年7月6日 / 最終更新日 : 2013年7月6日 times 井伏鱒二と因島 生誕110年記念 林芙美子を語ろう 尾道でフォーラム 林芙美子生誕110年記念フォーラムが29日、尾道商業会議所記念館で行われ市民など50人が参加した。この模様はインターネットで生中継された。この日の会場は、林芙美子が井伏鱒二とともに講演したことのあるゆかりの場所であった。
2013年7月6日 / 最終更新日 : 2013年7月6日 times 井伏鱒二と因島 続・井伏鱒二と因島【23】その作品に表現された「因島」 ゴードン・W・プランゲ=写真=は1910年7月16日にアイオワ州ポメロイで生まれた。アイオワ州立大学に学び、1937年に博士号を取得したのち、メリーランド大学で歴史学の教授として教鞭をとる。