干潟「山波の州」 目標の解禁はむずかしい結果に

水ぬるむ春の訪れに一縷の願いをかけて干潟「山波の州」を管理する尾道市の松永湾水産振興会は10日、1年間の完全禁漁期間を終えアサリの個体数を調査した。結果は漁獲対象サイズの殻長30センチ前後のものは確認できず新年度目標の解禁はむずかしい結果となった。

数年前までは瀬戸内海島しょ部の干潟ではどこでも貝掘りができていたが今は昔の話。すっかり姿を見せなくなった大汐の貝掘り風景は見られなくなった。県東部では尾道沖に出現する山波の州が有料で漁場を管理しているが、それも天敵のチヌやナルトビエイに食い荒らされる始末。

そこで防護網を張るやらアサリが生息しやすい環境を整える取り組みを進めている。もっとも注目されるのは海洋の改良に手を加えるため耕運機を干潟に持ち込んで掘り起こし軟らかくするなど悪戦苦闘を続けてている。

福山大学因島水産試験場でも因島大浜町民らの協力を得てアサリの養殖の研究を続けているが自然環境を相手「水清き流れに魚棲まず」と故人白。

(村上幹郎)

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